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二十七、もう1人の仲間!

「初めまして、私はジェーンです! よろしくお願いします!」


 巫女服の……女の子だった。多分フィアよりは年上。巫女服は和風に似てるが着物風のワンピースっぽく、袖は手首まで伸びてはいるがスカート部分は短め。動くのに支障は無い程度に装飾が施されている。全体的に淡い緑で構成されていて優しそうな雰囲気を受ける。

 その女の子……ジェーンは緑髪で青眼で、武器としてか錫杖を持っていた。

 ぺこりと頭を下げて挨拶しているのでこちらも返事をする。


「よろしくな」

「よろしくお願いします!」


 しかし……また女の子か。正直女の子ばかりで俺だけ男というのもそこそこ辛い。やりにくい。現在進行形で俺も女の女性パーティだが実際は違うからな。


「しっかり頑張るんだよ。ジェーン!」


「はい! おばあ様!」


 健気そうな女の子だ。悪戯心が透けて見えるフィアとは違うな。

 うっ、何故かフィアからの視線を感じる。


 まだ昼だったので少しでも先を急ぐため、ジェーンと婆さんの別れと一緒にすぐに出発した。



 補足として、フィアも一番星の近くの星らしい。あの婆さんの話を信じるならあともう一つ近くに星があるらしいので、もう一人仲間が増えるかもしれない。

 フィアとの占い勝負は俺の勝ちだな。俺の勇者がどうのを超える結果なんてないだろ。


「ジェーンって、何が出来るんだ?」


 まだあまり話もしていないし、単純に現在の能力等を聞いてみる。


「私ですか? 私は回復呪文、支援魔法が使えます」


 回復と支援……何というか見た目通りの使い手。だけどかなり心強い。

 攻撃は俺が全て受けることを担当してたからな。男に戻った時が怖いが、支援魔法があれば多少気持ちを楽に出来るかもしれない。


「それは心強いな」

「回復……支援……私はどちらも苦手なので丁度良いですね!」


「そ、そうですか……えへへ」


 と錫杖を顔に近づけながら照れるジェーン。自信が無い方なのか?

 普通に重要な立ち位置ではあると思うが。


「そうだ。俺たちは今、この山の頂上にあるゴウチ村に向かっているんだが、何か知ってたりするか?」


「ゴウチ村、ですか? 実は私、昔からゴウチ村に行きたくて……って、わ、私のことはどうでもいいですよね!」


「そんなことは無いですよ! 私たち、もう仲間なんですし、包み隠さず話しましょ!」


「そ、そうですか? ……いえ、今はまだ話すべきではないかもです。私に自信がついたら話します」


 自信がついたら……その様子だと長そうだが。でも、そういう心の整理だとか覚悟は大事だよな。それに、その目的地の村に行くんだから遅かれ早かれ話したいことの内容を知れるかもしれないな。


 と、そんな話の前置きをしてから、ジェーンはゴウチ村について知っていることを話してくれた。

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