ステータス発表
前回は、簡略版で失礼致しました。ニ度データが飛び、三度目の正直としてあげたのですが、二度の経験で少し苛立ちから長文を記載できる精神状態にありませんでした。平にご容赦を。長くなってしまいましたが、今回は遂に家族にステータスが公表されます。一体どうなるのか。それではどうぞ。
司教の言葉に俺の家族一同がようやく我に返る。
俺としては、ぬいぐるみ状態から開放されてホッとした思いと美少女と美女にされるがままにされているいることに喜びを覚える思いの両方があったため、複雑な気分だ。それにしても、可愛がりすぎるだろ。俺がイケメンなのは認める。鏡を見て自分に見とれている俺が言うのだから間違いない。一時期は、この世界の人間はそういう連中が多いのとばかり想像していたが、そんなこともなくかつての俺レベルの普通人は、たくさん存在した。
俺が、そんなことを考えていたとき、喜色を浮かべた俺の父親、アーノルドが俺を抱き上げて司教に告げた
「さぁ、鑑定に参ろうか。カイル。」
格好良く言ってはいるが、顔がにやけているので全く持って説得力がない。
「さぁ!司教よ。やってくれ!」
「畏まりました…。こ…これは!領主様!おめでとうございます!ご子息様は、素晴らしいステータスをお持ちです。これはまさに、神童!カイル様…。ステータスとおっしゃっていただけますか?」
うわ〜。司教が目を輝かせながらこちらに近づいてくる。怖!ちょっと嫌がっとこうか。よし、リーシャに思っいっきり助け舟求めてみるか。そうして俺は、アーノルドの手から抜け出そうとしながら
「まぁま〜!いやあぁぁぁぁぁ!」
自分の腕の中で思いっきり泣いている息子にアーノルドは、呆然とし、原因を生み出した司教に殺気を向ける。そんな中、リーシャは
「あら〜。どうしたのでちゅか?カイルちゃん?大丈夫ですよ〜。ママといましょうね〜。」
俺をアーノルドの手から奪い取ると抱きしめながら、アーノルドと司教の両名に睨みを利かせながら、優しく俺にお願いしてきた。
「カイルちゃん。ママ達もカイルちゃんのステータス見てみたいなぁ〜。見せてくれる?」
そうそう。これだよ。優しく言ってくれれば、俺だって見せるよ。褒めてほしいからね。
「いいよ〜。すてーたす!」
俺の言葉とともに俺の前にステータスが浮かび上がる。勿論、隠蔽スキルによって隠されたもの以外だが…
カイル=フォン=カーマイン 男 1歳
HP:100
MP:500(2000)
スキル
剣聖(創造魔法)(隠蔽)(ステータス改ざん)
(獲得経験値100倍)(必要経験値1/100)
家族一同、だけじゃない。周りにいた、教会関係者や使用人達も含めて驚きからか固まっている。そんな中、最初に口を開いたのは、アーノルドだった。
「剣聖…だとぉぉぉぉぉ!!し…信じられん。それだけではない。1歳にしてこのステータス。魔術師学院の入学試験をトップ通過できる実力だ…。これが、私の可愛いカイルの実力…。」
嬉しいのだろう。涙流しながら喜んでる。その声に釣られて他も正気を取り戻してきていた。みんな、必ずとして、口にする言葉、
神童。
まぁ、良いんだけどね。注目されること自体は問題じゃない。面倒事に首を突っ込まなければ、大丈夫なはず!それでも、冒険者として無双するのも悪くないと思ってしまう俺である。そもそも、アニメが大好きな俺にとって、主人公最強というのは、必須条件。それを可能にしてしまうスキルを持っている状況下で実行しないという選択肢は、そもそもなかったのだ。
そこまで考えた俺は、逆に面倒事すら意に返さないような強者になろうと決意するのであった。まだ、1歳なのに。
ようやく、タイトルと繋がってきた感じがしますね。それでも、まだまだ、投稿が遅くなった理由としましては、私の夢は、様々な物語が入れ代わり立ち代わり発生するので最近は、全く別の話が進んでおりました。それに関しましたは、また後日投稿となります。そのため、私の小説は、数作品を飛び交う形になるので、ご理解お願い致します。