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オオカミ少年の真実【電撃大賞4次落選作】  作者: 衍香 壮
第4章「欲しいものが貰えないからプレゼントというのだ」
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第67話「空の樽ほど音が大きい」

 クリスマス、サンタさんに何を貰った?


「ゲーム」


 回ってきた有り触れた質問に、当たり前のように嘘を吐く。本当はゲームなんかしたことないのに、悪い子()はこうやって嘘という口舌を重ねていくのだ。


 愛される子供と、愛されない子供の違いとはなんだろう。愛嬌? いじらしさ? 守ってあげたくなるような雰囲気? きっと、それは愛される女性の条件と同じなのだ。


 ——良い子にしてたらサンタさんがやってくるよ。


 大人は嘘吐きだ。俺も嘘吐きだが、大人という生き物は、大概嘘しか吐かない。汚泥に塗れた世界を美しいと諭すなら、俺にもその薄汚れた仮面の売場へと連れて行ってくれ。


 親鳥の跡を付いて回る雛鳥のように、宝探しに行く子供のように、嬉々としてあげるよ。それが見たいのならば精一杯喜んであげる。けれども、俺の家にサンタクロースなんていない。


 ——ほら今日もブラックサンタ(お仕置き)の時間だ。

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