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オオカミ少年の真実【電撃大賞4次落選作】  作者: 衍香 壮
第2章「天才というのは、いつだって孤独でいたがる」
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第17話「世間虚仮唯仏是真」

 有望な人間というのは一定数存在する。例えば、僕。例えば、俺。例えば、私。例えば——。


 そして挫折する人間も一定数存在するのだ。否、もしかしなくても大多数存在する。問題なのは、それらを知らない凡人だ。


 凡人というのは本当に非合理な存在だ。天才は天才で在るが故に存在を否定されるというのに、何故凡人は間抜け面を晒して、のうのうと生きているのだ。そんな不合理、到底許せるわけなどないだろう。


 天才の気持ちを平凡に過ごしてきた人間が理解出来るわけもない。そんな分かりきっていることに腹を立ててしまうのは——自分が凡人に成り下がったからだろうか。

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