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WT マツムラ戦闘日誌 一冊目C


私は、揺れる機体を必死に旋回へ持ち込む。

   

   分隊長「敵は単翼機だ。そう追尾はできまい!各自旋回しろ!」


そう、追尾はできない。逃れられる。  それが単機なら。


   友軍機C「二機目…いや、4機だ!4機近くに来てr(キーン――」


   ビック「友軍機からの脱出確認…嘘だろ」


言葉が漏れるのも無理が無い。 必死の旋回の中、空を見ると友軍機が次々と煙を吹きながら落ちていく。


   分隊長「完全に上を取られた…!」


16機居た我々も、友軍戦闘機が3機、管制機が一機落ちてしまった。

残るは12機のはずだが、どうも5機ほど見当たらない。落ちてしまったのだろう。


   友軍機i「おい、どうするんだ」

   友軍機k「このままじゃ狐共に食われるぞ!」


確認できる友軍機は我々合わせて7機。たった4機の敵戦闘機に劣勢。

それもそのはずだろう。

この複翼戦闘機グラディエーターⅡ型は、分類こそ複翼機だが機銃を4門積んでいるおかげで運動性能は大幅に低下している。

敵が奇襲に成功した今、我々ができることはただ凧のように踊り回避することだけなのだが、その回避すらままならないと言えば待つのは死のみである。

まるでそんな我々をあざ笑うかのように、4機のBF109は上空で騒音を響かせている。


    分隊長「諦めるな!   …おいビック、スモークなんて炊いて何を!?」


    友軍機j「あいつ、頭でもイカれたのか?」


    ビック「…」


黙々とビックはスモークを炊き、そしてぐるぐると旋回を続ける。格好の的だ。

それに対して、まるで雪の中に飛びつく狐のように――格好の獲物を得た、ハンターのようにBF109が飛びつく。


    マツムラ「おい!やめろって言ってるだろ!」


    分隊長「…いや、そういうことか」


分隊長の失笑が聞こえた。 そして、ビックを追う目の奥には敵機が二機映る。

―――いや、あれは敵機ではない。 一機は敵機だが、もう一機は――



    ???「タリホー!!」

初めての実戦です 

基本リアルに書きますが、惑星WTの物理法則は忘れたころにやってきます(笑)

次回以降の展開にもこうご期待!

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