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第四十七話。~猫柳は吠えた~(執筆たつきさん)
我流先生はうつろな目で、猫柳と犬神に対峙している。
「どうする猫柳」
犬神の相談に、猫柳はすぐに答えた。
「倒すしかあるまい。もはや我流先生は人間ではなく、ゾンビだからのう……!」
「そうか、わしも迷いが吹っ切れたわい……だが、我流先生に二人で勝てるとは限らん」
「なら二人の合体技で倒すしかないだろう。犬神」
「よし、猫柳。フォーメーションBだ」
犬神は猫柳の背中に、片足をかけた。
その後、猫柳の猫背のバネと犬神の足のバネで、一瞬で我流先生のもとに犬神が飛ぶ。
「グゥハ……」
我流は、犬神の渾身のフライングキックで大ダメージを受けたようすだ。
すかさず猫柳も地面を蹴って我流の金的に強烈な一撃を加えた。
「やったか?」
「わからん。今の我流先生には痛みの感覚がない!」
「な! よく見ろ猫柳! 我流先生が消えていくぞ!」
我流先生は、カードの効果が切れて消えていく。
「そんな! 我流先生!」
「わしらをこんなに育ててくれた我流先生が……死んだのか……」
犬神は、膝を折って泣き崩れた。
我流の存在が、足元から消えていき、ついにはなにもかも塵となった。
「おのれエリーゼ!!」
猫柳は吠えた。




