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しるし3(詩集)

レッド ドリーム

作者: さゆみ



うちがほろほろしてしまう

抑えられない

語れるものじゃない

操れない

計れない


ただ


ただ ちぎれてゆく

あとからあとから

歯止めがきかない

逸れてゆく

日暮れてゆく

ほぐれてゆく


そして


そして つぶれて


また 内から 内から込み上げてくる

たっぷりの激流は

所構わず いたぶる

底から えぐる


言葉に出来るはずがない

野暮だ

とめどなく差し込む電流が

受け容れる皿からあふれだし

ぜつぼうさえ セツボウさえ

きぼう がんぼう ジンボウ

ねじ伏せる

血流の中に溺れる激情


野性だ


野性にかえる






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― 新着の感想 ―
[一言]  これは得体の知れない衝動みたいなものを表現したのでしょうか?  とにかく言葉の使い方がすごいなと思いました!
[良い点] ∀・)シンプルだが深い。 [一言] ∀・)言葉に重さがあって良いですね。とてもリアル。これは褒め言葉として受け止めて欲しいですが、何とも言い難い怖さを感じました。
[一言] これはひょっとすると……メスゴリラちゃんの心の叫び (`・ω・´)
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