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3話目 謎の光

今回はいよいよ戦闘場面です。未熟者ですが楽しんで下さいっす。

真暗な夜、月の明かりに照らされて、黒色で深いフードのローブを着た男が村にやって来た。

「ジョルノ・ツェペリー?いるかー?あれ、寝てんのかな?よし、じゃあ1軒ずつ探すか。」

男は、背中にある大剣を抜いた。そして、目の前の家に向かって、大剣を振り下ろした。すると、刀身から禍々しい光が放たれた。


「ん?さっきから外が騒がしいな」

「やめろー。やめてくれー」

(まさかっ……)ジョルノは急いで剣を装備し、外に出た。暗闇のなかで、禍々しい光が見えた。すると、家が悲鳴をあげたように壊れていく。段々目が慣れてくると、光を出していた正体が、男であることが分かった。

「貴様ぁ、誰の差し金のもんだぁ」

ドドリオ村長が長い槍を持って、5人の村人と一緒に、その男を取り囲んでいた。

「俺の名はクルーシュって言うんだけどよぉ、今人探してんの。ジョルノ・ツェペリとか言う奴。知ってんだろ?」

「村長、こいつの仕業ですか?」

丁度ジョルノが走って来た。ドドリオ(村長)がこっちに来るなと言う瞬間。クルーシュがこちらに向かってきた。村人が反応して、襲いかかろうと剣を振るうが、虚しく空を斬った。大剣を扱っているにもかかわらず、軽やかな動きに翻弄され、1人、また2人の腕が斬り落とされ、とうとう全員が両腕を斬られてしまった。

「ぁあーウデがぁ」「ひぃぃ……」

村人が悲鳴をあげる。

「雑魚に用はねぇ、残りは村長とジョルノかぁ。次はどちらかな?ククッ」

「ジョルノ、お前は逃げろ。今の力じゃあ奴には勝てん。うぉぉー」

ドドリオは、槍を右上から左下に振り下ろした。すると、クルーシュはひらりと避けて、豪快に斬り返した。

血が吹き出す。ドドリオは、声をあげる間もなく絶命した。

「格が違うんだよぉ。俺はクルーシュ。お前を殺すように命令された。もし戦う気がないんなら……」

「うぉぉお」

ジョルノはダガーを両腰から抜き、右上から振り下ろした。クルーシュは剣で弾いた。

「貴様ぁ、よくも。」


「おぅおぅ、威勢がいいねぇ。でもよぉ、相手を選んで言えよ?」

すると、紫色の煙のような光が、クルーシュの体中から吹き出すように出て来た。

「なんだ?それは……」

「まぁ、危険な物とでも言っとくかな」

クルーシュが右下から斬り上げる。ジョルノは間一髪、両腕のダガーで受け止めた。

「こいつ、早い」

互いに激しく競り合う。クルーシュは余裕の表情で…

「この大剣とダガーじゃ、リーチやパワーが全然違う。はっきり言って、武器の選択ミスだ。フン」

クルーシュの剣に、紫色の光が集まる。同時に、ジョルノのダガーが2本とも

「キン」

と、甲高い音を出して、折れてしまった。

「そんな……」

ジョルノの胸から血が吹き出した。思わず膝を突いた。

「後ろの剣を使えばよかったなぁ。だが、トドメだぁ」

とっさにジョルノは、背中の処刑刀を掴んで抜いた。剣から赤い光が迸る。紫と赤がぶつかり、赤の光が紫の光を弾いた。


「これは……クルーシュ。どうやらお前と同じ、いやそれ以上の力が発現したようだな」

クルーシュはよろけながら言った。

「馬鹿な……処刑刀が(呪)を引き出しただとぉ?」


ジョルノはクルーシュの首に剣を向けて言った。

「話してもらおうか。」

お前は誰に命令された?シュ(呪)って何だ?さっき口をすべらせた、みたいな言い方をしたよな?」

「ハンッ。テメェに言う事なんざ何もねえぜ。それに……まだ負けてねぇ!!」

クルーシュがジョルノの剣をはらい、右上から斬り下げてきた。

「愚かだな。乱れすぎだ」

ジョルノは、クルーシュから見て、右側に体を一回転させながら、下から上に斬り上げ、クルーシュの右腕が切断された。

「グッ、がぁぁ」

左腕で斬られた右腕を押さえながら唸った。

「村人と同じようにしてやるよ。でも、最後は斬首刑だ。」

そう言って、容赦なく左腕を斬り落とした。クルーシュは気を失って、うつぶせに倒れた。血は生々しく体の周りに広がる。

「やすらかに眠れ…」

ジョルノは剣を振り下ろした……

4話目乞うご期待

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