悲劇と決意
結構考えました。まぁまぁオリジナルなストーリになっていると思いまっす。
月が真上に昇った頃、辺りを照らす唯一の明かりは、たいまつと月の薄い明かりだけだった。国王の城のフカフカのベッドに、16才のジョルノ・ツェペリは、夜の静けさと共に寝静まっていた。
ふと、目が開く。寒気がした。窓は開いていない。しかも、まだ暖炉の火は消えていない。嫌な予感がする。何かが違う。ジョルノは毛布をはぐり、窓から外の様子をうかがった。この場所は、4階ほどの高さで、
下はレンガ等できれいに整備された塀があった。
(…ん。今何か動くのが見えた)
ジョルノは動く物の姿を見てすぐに分かった。
「父上」
背が高く、がっちりとした体型で、目は威圧感があり、あごの筋肉はしっかりと付いていて、歯を食いしばると、いまにも襲ってきそうな父だ。
ジョルノは迷わず部屋を出て螺旋階段を素早く降りた。下に降りるほど寒くなっていく。ジョルノは塀の下を通り過ぎると、父が血まみれで倒れていた。
「父上ー」
必死にその体を抱きかかえる。
「誰かいないかー。」
「もうよい。
そう長くはもたん。
私は、20歳の頃から、死刑執行人をやってきた。しかし、お前も聞いておろう。私は、処刑を失敗したのだ。ある日、罪人を斬首刑にするべく、処刑刀を使おうとすると折れていた。結局、部下の剣を借りたが、気が付いたときには、刃が錆びていた。その罪人は断末魔をあげて絶命した。敗因は私なのだよ。」
「しかし、これは誰かがしくんだんだ。」「息子よ、何もかも手遅れだ。ぐっ」
父の顔が青ざめている。
「さい…に、私の…もうひとつの、処刑刀がしょさいに…る。だい、じに使え…よ」
うっすらと目を閉じる。ジョルノの体から滑り落ちた。
ぐっ、ひっく、クソォ
あまり涙は出なかった。それとは別に、体中の血が騒ぎだす。
「コロシテヤル。必ず犯人を探し出して、死刑シテヤル。俺は貴様らの処刑人になってやる。そして昼、父の葬式が城内で行われた。
神使と呼ばれる職種の老人が台に立つ。黒くて長いローブを着ていて背中には細身の剣の刺繍が施されていた。神使が、
「神アルテマの………」
これにより、死刑執行人、グレゴリオ・ツェペリがやすらかに逝くことを願う」
太陽が照らし出す光は、悲しみに包まれた人々をやわらげている気がした。
ジョルノは、静かにその場を離れようとした時、先ほどの神使が近ずいてきた。
「ちょっと失礼、ジョルノ・ツェペリ君だね。」
「はい…」
「私の名はブランドー言う。少し聞いてもよろしいかな。」
「どうぞ…」
「これからどうするつもりかね。」
「父を殺した犯人を追います。」
「やはりそうか。ハァ、今の君には何を言っても無駄なようだ。」
何が言いたいんだ。
ブランドーは一息ついて続けた。
「もし困ったことがあったら私を訪ねなさい。城から北へ真っ直ぐ進めば小屋がある。」
「ありがとうございます。」
ジョルノはもう犯人を追うことを考えていた。
第2話を乞うご期待