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見慣れた君のいつもの笑顔が、何時からなのか僕の眼から 少しづつ薄れていく事に気づいてしまった!

作者: 七瀬
掲載日:2026/08/05





”見慣れた君のいつもの笑顔が、何時からなのか僕の眼から

少しづつ薄れていく事に気づいてしまった!“




僕は彼女と付き合って5年が経った。

もうそろそろ僕は、”彼女にプロポーズする予定でいたのだが......。“

何時からか僕の記憶が曖昧になっていく。

時々、”自分が何をしていたのかも全く分からなくなるんだ!“

記憶にない事を僕はしていたらしい。




例えば? 僕が街で全然知らない人から声をかけられた時。



『はぁ!? し、嶋野? こんなところで何してんだよ!』

『”えぇ!? ぼ、僕の事、なんで知ってるんですか?”』

『なんだよ、他人行儀で俺達の仲じゃねーかよ! 知らないフリなんか

してんじゃねーよ!』

『・・・で、でも僕は何にも憶えてなくて、』

『ジョーダンで言ってんだよな! あんなに二人で酒を飲みながら

いろんな話しただろうがー!』

『”でもそれって? 本当に僕なんですか?“』

『はぁ!? ふざけて言ってる? 今日の嶋野、おかしいぞ!』

『・・・・・・』

『”俺達一回や二回、会った仲じゃねーんだぞ!“』

『ど、どれぐらい僕は貴方と会ってるんですか?』

『”そうだな、出会ってからもう半年以上経つのに、お前本当に

俺の事憶えてなねーのかよ?“』

『”は、半年以上? それ、本当の話なんですか?“』

『なんで俺が噓つかなきゃなんねーんだよ、ふざけんな!』

『・・・ご、ごめんなさい、本当に、何にも憶えてなくて、』

『”嶋野! お前、病院で一度診てもらった方がいいぞ! 脳にでも

問題があるんじゃねーのか!“』

『・・・あ、ありがとうございます! 一度病院で診てもらいます。』

『”また思い出したら、一緒にまた飲みに行こうぜー!“』

『・・・あぁ、はい、』

『じゃあーな! またいつでも俺に連絡して来いよ!』

『・・・で、でも、僕は貴方の連絡先を知らないし。』

『”携帯見てみろよ、俺の番号は入ってっから!“

『・・・あぁ、こ、これですか?』

『これこれ! 俺の携帯電話だから登録しとけよ!』

『あぁ、はい、』

『じゃあーな! 絶対に病院に行けよ!』

『はい、』




・・・たまにこんな感じで、”全く僕の知らない人から声を掛けられ

るんだけど、“ 僕からしたら本当に全然知らい人なんだ。

それなのに、”相手からしたら僕に馴れ馴れしく話かけてくるんだ。“

しかも? ”大体はチャラそう奴なんだよ。“

僕の知らない僕はチャラい奴なのかな?

それならなんで僕は何にも憶えてないんだ!




それにこの頃になると? ”僕は何時も僕の傍に居てくれている

彼女の顔も少しづつ薄れていっている事にも気づいたんだ。“




『ねえ、ツキヒト?』

『”えぇ!? ああ、ご、ごめん、名前何だっけ?』

『えぇ!? 少し疲れてるんじゃないの? 私の名前まで忘れちゃったの?』

『・・・あぁ、ううん、』

『”私の名前は、三澤ルネだよ! 一体、どうしちゃったの、

最近のツキヒトおかしいよ。“』

『ああ、ううん、』

『ああ~そうそう! 以前ツキヒトが言ってた洋食店のお店の名前が、

分かったんだよ!』

『”洋食店?“』

『以前、ツキヒトが○○の洋食のオムカレーが凄く美味しいって言って

たじゃない! それも忘れちゃったの?』

『・・・ご、ごめん、』

『”本当に疲れてるんじゃない? 一緒に病院に着いて行こうか?“』

『・・・だ、大丈夫、一人で病院に行くから、ありがとう。』

『”また病院に行ったら、連絡してきて!“』

『ああ、分かった。』

『じゃあー今日は私、もう帰るね!』

『・・・ううん。』

『じゃあーまたね!』

『・・・また。』




・・・僕は薄れていく彼女の笑顔も忘れていくのかな?

段々と彼女が”他人のように感じてしまっている僕がそこに居た!“










 *









『”嶋野、アイツ! マジで俺の事、以前から知ってる奴だと思ってる

みたいだった。“』

『”それを言うなら? 私の事も自分の彼女だと思ってるみたい!

彼からしたら5年も付き合ってる彼女なんだって私!“』

『マジでヤバい奴だよな~アイツ! 若年性認知症ってたまたま

同じ病院でアイツの症状を医者が告げてるところに俺が出くわさなかっ

たら、こんな事普通にバレそうな事だよ。』

『”私だって! つい最近知り合ったばかりなのに、5年も付き合ってる

事になってるなんていつバレないかヒヤヒヤしてるわよ!“』

『”これもあと少しだ! アイツのお金を全部俺らがもらったら、

直ぐにアイツから離れるからもう少しだ!“』

『早くこんな事、終わらせたいわ。』

『”大丈夫! アイツ、どんどん新しい記憶から忘れてるみたいだし、

あと少しだよ。“』

『・・・そ、それならいいんだけど、彼! 私にもっと君の笑顔が見たい

とか突然言うのよ。』

『”記憶がバグってるんだよ、心配ない! バレやしないよ。“』

『・・・そ、それならいいけど。』

『”アイツの貯金、1億円以上あるらしいんだ、全部奪ってやる!“』

『・・・ううん、』

『”アイツに情は持つなよ! 割り切ってやればなんも問題はないんだ。“』

『・・・わ、分かったわ。』

『よし! 明日アイツと会う約束を取ってくれ! 最悪、会う約束を

取ってなくてもアイツはなんにも憶えてないないから勝手に家に行って

も問題ないよ!』

『ううん、じゃあ! 突然行くわ。』

『ああ、任せたぞ!』

『うん。』








・・・まさか? 彼らは僕が”若年性認知症なんだと思っているらしい。“

僕は若年性認知症でもないし、記憶を失ってる訳でもない!

これは”ゲーム“なんだ!

僕が行った病院のあの時の医師は、”僕の昔からの【親友だ!】“

たまに自分の人生がつまらないと感じると親友の彼とこういったゲームを

はじめるようにしていた!

”少しは僕や彼を楽しませてほしいからね。”



今日も僕は若年性認知症のフリをする!

そして偽の彼女が僕に突然会いに来た、部屋にはあちこち僕がつけた

隠しカメラがあるんだ。

”さあ、偽の彼女よ! 少しは俺にスリルを感じせてくれよ!” 



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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