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解放

猟銃を落とすのを確認して外間近に迫っていた突撃兵が

窓を蹴破って突入してきた。その瞬間、

「バーン!」


皇太子は即死。ふさがれた入り口が押し開けられて

たくさんの兵隊が入ってきた。指揮官のおじの顔も見える。

やっと解放されて従姉妹たちも家族と別室へ抱えられていった。


おじが大丈夫かとレイに声をかける。

レイはしっかりした口調で答えた。

「私は大丈夫です!」


悲しいほどに黒く澄んだ瞳の奥にピカッと光ったかに見えた、

あの光は何だったんだろう?部屋に戻るとレイはみんなにメールを送った。

その光のこともナムストーンと念じたことも。


特に最後のナムストーンにはものすごい気がこもっていたことを。

皆は感動した。ナムストーンの念力が通じたのかもしれない。

この事件でみんなはさらに確信を深めた。

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