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ナセル ベックハム  -6

ナセルは彼らを友人のいる小学校に案内してその帰りである。絨毯を別の

店に届けて橋を渡り、ふと右のポケットに手を入れると石が入っている。


いつのまに?車の窓を開けて道路わきにぽいと投げ捨てた。ちらと目をやる。

とてもきれいなピンク色の石が輝きながら砂埃の中に消えた。


急ブレーキ、幸い後ろには車がいない。ナイルの橋を渡れば車の数はぐんと

減るのだ。ナセルはバックしながら車を道路わきへ寄せた。手探りで探す。


太陽がぎらぎらと照りつける。口の中が砂でじゃりじゃりとしてきた。

「あった!」

半透明の白っぽい石だ。とても美しく形も面白い。まるっこいピラミッドの

ようでもあり神聖な感じだ。シルクのハンカチに丁寧に包んで持ち帰った。



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