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○月3日2

 だが謎の建物に入る…その前に、自分の持ち物や状態、そして建物の周りを調べる。しかしスマホ一つだけしか無く、電波も届いていない上に持ってきたはずの荷物も消えていた。


「…覚悟を決めるか。」


 そして謎の建物の中に入った。


(中には人の気配が無い…しかも建物の外見とは別に行ける道は、一つ…恐らく誘われている。それでも進むしかなく、進んだ…。)


 そうしてしばらく進んでいると、一つの扉を見つけた。


(…フーッ)


―深呼吸して、扉を開けた。


 そしてすぐに後悔した。そこに居たのは謎の生物…?だった。まず両手がチェーンソーであり、腕は火傷でもしたのかグチャグチャで足はどちらとも虫の様な足であり、背中には骨だけの羽があり…顔には…顔には…依頼人のあの顔だった…。


「おいっ!お前は何なんだ!」


 とりあえず大声で叫んだが、謎の生物はそんな事を気にせず、すぐに無言で襲い始めた。


「くっ!そぉ!なんだよっ!アイツは!」


 そう叫びながらも、まずは突進を回避し殴る…がダメージが効いた様には思えない。…それでも怯まずに戦う。蹴る…効く、殴る…ちょっとは効く、タックル…効かない、相手の攻撃…全てこちらの致命傷になる。それでも戦うそれしかないから、そして殴り続けて体感1時間を過ぎた時、スマホが震えた。恐らくはバイブ機能とやらだろうだが、そもそもここには電波は届かないはず。なら一体誰が…?そう思いながらも化け物から距離を取り、スマホを見るとそこにはメールが一通あった。


―トヤワヲハナマチナカホヨヲナヨナヨ


 …それだけだった。だが、もはや体力は限界でありそれしか逆転出来る方法がなかった。


「…スーッ…ハーッ…頼むぜ…トヤワヲハナマチナカホヨヲナヨナヨ!」


 その言葉を言った瞬間化け物は、一瞬だけしか止まらなかった…だが一瞬は止まった。


「これでっ!最後だ!」


 …その瞬間に全ての力を込めた、渾身のキックで依頼人の顔を潰し化け物は動かなくなった。


「…一体この化け物は何なんだ…?」


 そう言って化け物を調べようとして…化け物は消え、残ったのは謎の本が一冊だけだった。

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