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1分で読める短編シリーズ

紅葉を共に

作者: 優木貴宏

高校生にとって学園祭は楽しいものだろう。


まわりを見渡せば仲の良い友達同士で盛り上がったり、付き合ってるカップルがところ構わずいちゃいちゃしている。


そんな中で私は一人でいろんな教室をまわっている。


友達がいないわけではないけれどもクラスが違うせいで休憩時間が合わなかったのだ。


一人でまわるのにも飽きた私は人が少なそうな校舎裏でぼんやりと景色を眺めていた。


うちの学校には大きな木があり葉っぱが紅く染まっていた。


綺麗なその木を眺めていると誰かが近づいてくる足音が聞こえた。


「綺麗な景色に目を奪われてたみたいだけど、交代の時間だぞ」


クラスメイトの彼は私にそう言いながら紅葉を見上げていた。


「ごめんなさい、呼びに来てくれてありがとう。それにしても、どうしてここにいるってわかったの?」


私が尋ねると


「よくこの景色を見に来てるだろ?俺もこの景色好きだからよく見かけてたんだよ。」


そう言って彼は私のとなりで同じ景色を眺めていた。


数日後、いつものように紅葉を眺めに来た私はいつもはいなかった彼と並んで綺麗な景色に目を奪われていた。

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