思い出
あぁ、いまはなんじなんだろうか
わからない、だがいまはなにもかもどうでもいいのだ
この喪失感からは逃れられないのだろうか
失ってから大切さに気づくとはよく言うがまさにその通りだと実感した
もしあのとき、僕がもっと早く君の元にいけば
もしあのとき、僕が君を呼び止めていれば
考えれば考えるほど後悔という涙がとまらない
僕がきみのかわりに──
今日も地球は回る
君のいない世界は止まらない
まるでいままでとなんら変わっていないように
それでも、君はちゃんと生きていたんだ
僕の隣で
あの太陽みたいに眩しい笑顔で
僕は今日も涙を流す
君とも思い出を胸に
もしまた君に会えたなら
その時はどうか僕のことを抱きしめて欲しい
そしてあの太陽みたいに眩しい笑顔を僕に向けてほしい
僕はそれだけで満足だから
そして君との思い出話をするんだ──
読んでいただきありがとうございました!