美奈乃テンション上がって急降下
「真っ暗やだなぁ...」
学校からの帰り道補修を余儀なくされ只今帰宅途中な私は、坂本美奈乃。高校一年の女子高生です。
軽く自己紹介すると、アニメやゲーム主に剣と魔法のRPGが大好きです。
現在補修が長引き20時回ったとこで辺りは、すっかり真っ暗。
しかも人通もなく街灯がチカチカ点滅しててすごく不気味。
「真っ暗やだよぉ...お腹すいたよ...お風呂浸かりたいよぉ...」
怖くなった時願望を独り言してしまう癖が私にはあるのです...
もうすぐ家に着く。長い旅だった。私の苦労が報われる...そして...ゴール...!
そんな風にビビりな私は、玄関のドアの前に立ち人知れず達成感に浸るのです。
「ただいまぁー」
鍵を開け家の中に入ると癒しのルルがお出迎えしてくれてます。
あっ!ルルっていうのは、坂本家の愛犬で二つ名は、美奈乃のケルベロス!
「遅かったなぁー!補修ですかぁー?笑」
憎ったらしいmobボイス...
こ、これは、お兄ちゃん!!
「う、うるさい!あっちいけ!」
「ふっ貴様の知能は見た目と比例しているのだ。呪われた我が妹よ!」
......カッチンッ
《汝、美奈乃の最たる眷属よ、憎き兄へ汝の牙を突き立てよ!調教魔法テイク!》
ガルルッ!
ぎゃあっ!痛い!痛い!食い込んでる!足がぁぁ!!
ルルの数少ない芸?の一つ兄に対してのみ有効な調教魔法。
これにより兄は、一時的のたうちまわる。
「すまんっ!悪かった!ほんと!許してください!」
「ルル...ストップ...」
こんなやり取りは、日常茶飯事だけど今日は、疲れてるのと命がけの帰宅でテンション低めな私は、さらに疲れを感じた。
「...疲れてんなぁ〜そんなお前にこれをやろう!」
!!!美奈乃の疲れが癒えた!ような気がした!
兄がドヤ顏で手にしてるのは、今日発売のスマホアプリ情報雑誌の袋とじの切れ端!
私が、今暇があればずっと熱中してるmmoスマホアプリ『アンリズナブルワールド』のシリアルコード!
しかも綺麗にハサミで切り取ってある。
「俺このゲームマゾくて続かねーしお前このゲームハマってんだろ?」
「お兄ちゃん大好きー!」
兄から受け取り足早に階段を駆け上がり自室に入った。
カバンを机の上に置きベッドにダイブしスマホのゲームを起動!
システムを開きシリアルコードを打つ画面に移動!
切れ端の英数字を入力した!
入力したのだけど、特にメッセージや画面の切り替わりはなく何かが手に入ったわけでもないみたい。
再起動しても元々の持ち物や装備、プレゼントボックスに何かが増えてるということもないのです。
再度シリアルコードを入力してみた。
【このシリアルコードは、使用済みです。】
.....どゆことですか...?
公式サイトを見ても不具合に関するお知らせもなく掲示板にも袋とじシリアルコードについてなにも書いてなかった。
バグ?なんか損した気分...
とりあえず文句じみたメールを運営に飛ばしてご飯を食べるため台所に向かった。
「お兄ちゃんーさっきもらったシリアルコードアイテムもらえなかったー」
「バグかぁ?まぁお詫びでも、くるんじゃね?」
そんな会話をしながらご飯を食べ終わりお風呂に入り時間も23時を回ったところ。
自室のベッドに入りアンリズナブルワールドを起動し知り合いとチャットでシリアルコードについて話をして今日は、寝ることにした。