表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界が来い!レベル∞のリトライ英雄譚  作者: RUIDO
レベル.∞ オープニング
1/79

Fin - 0 デッドエンド

 人生の最期は美しいものだと思っていた。けれど、俺の人生はあっけなかったんだ。

 

 美しくなんてないんだ。


 昨日学校の帰り道に蹴っ飛ばした道端のいしっころが次の日には見当たらない。

 

 きっと、そんな感じなんだ。

 

 少年は神を名乗る少女と対峙する。

 その眼光は鋭く、ただじっと彼女を捉えた。少女も同じように目線を交わした。

 あどけない双眸が慈愛に満ちた表情で少年を見つめていた。

 少年は腰に差した鞘から剣を抜く。夜を映し出したかのような真っ黒い刀身がギラリと煌めいた。

 少女も同様に剣を抜いた。少年の持つ剣とは対照的な雲のように透き通る白刃。

 二人は言葉を交わした。

 少年はしんと静まり返った世界に轟く怒号。少女はそれを包み込むような優しさを響かせた。

 やがて、二人は切っ先を向け合い、その剣を振るった。

 

「行くぜ、女神(まおう)様」

 

 

「おいで、私の騎士様(ヒーロー)

 

 

 

 それは彼女が見た悪夢。

 それは勇者たちが生きた現実《’K’nightmare》

 

 少年は少女の胸にピリオドを打つ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ