キスマーク
何を伝えたいかは分からない話になりました。
読んでくれるだけおねがいします。
さっぱり感はありません。
サラサラ_____
雪が降る。
ザクザク______
白い足跡がつく。
僕の足跡。
その足跡を後ろからナズナがおう。
「僕のこと好き?」
前を向いて君に尋ねる。照れ臭さはない。
後ろから声はない。
ガタンガタン_____
電車が通って、君は口を開いた。
けど何て言ったか、僕にはわからなかった。
「もっかい!」
振り返って、手をあわせていってみるが、ナズナは嫌だといわんばかりに首を振る。
ナズナと僕は塾で知り合った先生と生徒。
もちろん僕が先生。
ナズナは僕の授業の生徒だった。
ある日塾が終わると、扉の外にナズナがいた。
声をかけると、ナズナは泣いて、僕にいった。
帰りたくない
そこから僕はナズナと付き合いはじめて、塾もやめた。
ナズナはやめちゃダメだよって言ったのに………やめやがって。
数学を僕の家で教えている。ナズナは一生懸命で、いつも笑ってて、僕の癒しだった。
「ねーナズナ。そろそろ、付き合って一ヶ月って知ってる?」
「どーだろね。」
最近のナズナはそっけない。
もっと構って欲しいのに。ナズナめ。気を引きたいのか?
ナズナに近づいて腕を掴んで突然キスをした。
「んっ……なに?」
離れて、ナズナは冷静さを戻す。
ナズナ………僕知ってるんだよ。ナズナの首に僕が付けたことのないキスマークついてるよね。
浮気?
聞きたかったけど、今までの関係を壊したくなかったから、僕は言えなかった。
けどいま。言うよ。
ナズナを見てると、よけい辛くて、キスマークあるのか。
僕以外の誰かと抱き合ったりキスしたりヤッたり。
そんなこと考える僕もどうかと思うけど。
「これなーに?」
服を引っ張り、キスマークを指差す。
「えッ…………これ?」
ナズナはだんまりを決め込む。
やっぱり浮気かな?
「浮気?」
僕は笑ってたのか覚えていない。
それからナズナとは別れた。
先生と生徒の関係に戻りたいよ。ナズナ。
でも、お互いに塾を辞めてるから会えない。
僕は
まだまだ
ナズナのこと
怨んでるのかもね。