修行が始まった
世界の王 第3話
不動…蓮俺はいったいどうなるのだろうか。
「何そんなに緊張しなくてもいい。」
これから蓮さんの家に世話をかけるってことはここに住まわせてくれるって言うことなのかな。
「あの~蓮さん俺はここに住まわせてくれるんですか?ドラゴがここにお世話をかけるって言っていたので。」
今はこのことが気になる。それよりも不動蓮っていったい何者なのだろうか。
「そうだよ。慶太君は今日からここに住んでもらう。それと、明日からここで修行もしてもらうから。今日は体を休めておいてね。」
蓮さんはいったい何言っているんだ。明日から俺は修行をするだって。
「なんで修行するかって顔だね。それは、君には力が決定的に不足している。それがゆえにこの世界では君は3日もたたずに死んでしまうだろうね。だから修行をしてもらう。自分を守れる程度にね。」
俺の力が不足しているから修行をする。俺はここでは3日も生きれないのか。まあ、今は今後のことも考えて修行はしておいたほうがいいな。
「はい。わかりました。明日からの修行ってどんなことをするんですか。」
修行って言うだけだからすごいことをするんだろうな。
「明日になってからのお楽しみって言うことで」
まあその方が楽しみが増えるからいいか。
そして、次の日
「さあ、今日から慶太君の修行を始める前に慶太君には僕たちが使う魔術の適正があるか調べさせてもらうよ。」
「なんでそんなことをするんですか」
魔術なんて聞いてもピンとこないから聞いてみた。
「え~とね。この世界(王の祭壇)には三通りの戦い方があるんだ。ひとつは魔術で戦う方法二つ目は、自分の格闘技で戦う方法。三つ目は、魔術と格闘技を組み合わせた戦う方法の大きく分けて三つになるんだ。今は君が一と二のどっちになるかを確かめるんだ。」
「そうなんですか。」
たぶん、俺は二の格闘技のほうになるんだろうけどな。
「今から僕が君に魔術を送り込む。何かの反応もしくは能力が発動したら君は一つ目の魔術の戦い方を学ぶことになる。何も反応がなかったら格闘技の練習をすることになる。覚悟はいいね。」
これで俺はどのタイプになるかわかるのか。不安があるけど楽しみという気持ちもある。
「はい。いつでもどうぞ」
「じゃあいくよ。ハァァァァァァハァッ」
体に何かが流れ込んでくる感じがする。それが30秒程度続いた。
「終わりましたか。」
っでどうなったんだろうか。とても楽しみだな。でも不安だ。
「これは、君は魔術タイプのようだ。」
「そうですか。」
何かうれしいけど。普通の感じがした。
「でも、君は特別のタイプみたいだな。魔術タイプの最上級クラスのマジックキャンセルを君は持っている」
「え~と。マジックキャンセルはすごいんですか」
マジックキャンセルって魔法を打ち消す効果なんだろうな。
「マジックキャンセルは魔法を打ち消す効果を持っている。」
やっぱりそうか。
「でもな、マジックキャンセルを持つものには神の目を持つものがいるらしい」
いるらしいって本当なのだろうか。でもそれってどんな力を持っているのだろう。
「神の目を持つ人っているんですか。」
「僕は見たことはないが、親友が持っていた。その力は六つの力を持つという。発動するとき目の色が変わるそうだ。」
六つの力を持つってどんな力だろうな。でも
「親友ってこの世界の王でしたよね。名前はなんていうんですか。」
この世界の王の名前はなんていうのだろうか。
「君には、名前は教えるときではないが、神殺しと呼ばれている。この世界の神を殺したからだ。」
「それじゃあ、この世界には今、神はいないんですか。」
この世界には神がいたのか~。
「今は王が神の代わりをしているから大丈夫だよ。心配はない。」
今の王が神の代わりをしているだって。そんなことができるのだろうか。
「すまないな。でだ君には神の目を所持しているようなのだ。その中の三つはもう完成している。でもな今の君には発動をすることはできない。だから、他の三つを完成させる。
そして、マジックキャンセルを使いこなせれるようにする。練習をする順番だが、マジックキャンセルを使えるようにしてから、神の目を完成させる。でいいな」
「は…はい」って言っても何がなんだかわからないのだけど。
「よし。じゃあマジックキャンセルの練習の始まりだ。」
「よろしくお願いします。」
そして、これからマジックキャンセルを使いこなせれるようになるまで一ヶ月かかった。
「は~は~やっとマジックキャンセルを使えるようになった。」
「おめでとう。よくがんばったね。次は神の目を仕えるようにしていくよ。」
マジックキャンセルの練習中に聞いたのだが俺が持つ神の目には六つはすでに決まっていて、神の目を発動できるように特定の三体の魔物を倒してから契約しなければならないらしい。そして、俺の記憶は一ヶ月たったけど、この王の祭壇にいっしょにきた人のことを思い出せない。
「いったい、これからどうなるのだろうかな~」
世界の王 第3話完