新しい出会い
世界の王 第2話
慶太は目を覚ました。
「ここはどこなんだ~」
それから不意に声が聞こえた。
「ここはお前がいた世界とは別の世界だ。ここの世界の名は[王の祭壇]だ。」
いったい何のことを言っているのだろうか。それよりもどこから声がしているのだろう。
「君はいったいどこにいるんだ。」
「お前はバカか。下を見てみろ。」
言われるがままに下を見た。そしたら、そこにいたのは小さなドラゴンだった。
「俺様は主に言われたから迎えに来てやったのだ。」
なんだか偉そうな奴だな。
「でここはどこなんだよ。僕と一緒に来た…誰と一緒に来たんだっけ。」
なぜか、一緒に来た人物のことがわからない。思い出そうとすると頭が痛くなる。
今は別のことを考えよう。
「お前はいったい何者なんだ。」
今、僕と話しているのは、小さなドラゴンなのだ。」
「俺様か、俺様はなドラゴっていう生き物だ。俺様たちドラゴはな10年に1度ドラゴンになるチャンスがあるんだぜ。そのチャンスを逃すとまた10年待たなきゃなれないんだ。だから1度のチャンスを逃さないようにしているわけだ。」
ドラゴ?僕はドラゴンは聞いたことはあるがドラゴは聞いたことはないのだ。
「聞いたことがないのは当たり前だ。この世界かこの上の世界にしか存在しないのだからな。」
この世界の上だって。それよりもこのドラゴって奴は人の心でも読めるのか。
「ドラゴって生き物はだな、生きている生物の心を読むことができるんだぜ。その代わりにドラゴンになったら心を読む力は失い他の強大な力に変わるんだよ。」
「へ~そうなのか。」って僕は何納得しているのだよ。でもここは僕が住んでいた世界とは違う世界のようだしドラゴのことを信じるしかないか。
「あそうそういい忘れてた。今からお前が世話になる家に行く。まあワープで行くから時間はそれほどかからないから心配するな。」
「ああそうなのか。って何納得しているんだ俺は。それよりも気になることがあるのだがあそこにいる岩の巨人ってお前の仲間なのか。」
さっき来たばかりだけど、あのでかさは気になっていた。人間の俺をここに連れてきたドラゴンと同じくらいの大きさだ。
「あ…あれはゴーレムだ。なぜこんなところにいるのだ」
なんでだ…あいつのこと…俺は知っている。いったいなんでだろう。
「グォォォォォォォォ」
ゴーレムの右こぶしが俺に向かって来る。
俺はギリギリのところでよけた。
「あぶね~こいつ俺らを殺すきか。」
本当に危なかったもう少し反応が遅かったら当たってたところだ。
「いや、お前を排除しにきたのだろう。」
「そんなわけない…なくもないか」
また、ゴーレムのこぶしが俺に向かってきた。
「あぶね~じゃなくて完璧に俺に向かってやってるな。こいつ」
くそ~こいつにどうやって勝てばいいんだよ。それより逃げることを意識しよう。
(なんだ、なんだその負ける気満々の態度は)
「だれだ、どこから話している」
「お前何変なことを言っているんだ。ここには俺様とお前とゴーレムしかいないだろ。そんなことよりあいつの攻撃をよけるのに意識しろ。」
さっきの声は俺にしか聞こえなかったのか。それとも気のせいなのか。そんなはずはない絶対にあれは本当に聞こえた。
「あぶない」
「えっ」しまった考え事をしていて相手の攻撃のことを忘れていた。
突然目の前に人が現れた。
「もう大丈夫だ。ハァァァァァァァァァァァァァァァ」
なんだ。この人は、それに鳥肌が立つような感じがする。地面が揺れているのか。
「グォォォォォォォォォォォォォ」
なんだ。今度はゴーレムが何か不思議なものを放ったような気がした。そう例えるのなら結界をはるような感じだ。
「くっ。こいつ魔力無効化を使えるのか。でも甘い私の攻撃はその程度の技で防げるほどやわじゃない。」
いったいここで何が起こってるんだ。
「お、おいドラゴこの人は誰だよ。」
この人はいったい何者なのだろう。
「この人は蓮っていう人でな。お前を預かってくれる人だよ。」
「この人がそうなのか」
そういえば俺はこれから誰の家に行くか聞いてなかったな。
「これでとどめだ。ハァァァァァァァァ。ヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ。」
なんだあれは何か赤い光の光線がゴーレムに一直線に向かって飛んでいっている。
「あれはな、魔力を使った初歩的な技だよ。でもな初歩的な技を完璧に使うとあれほどのものになる。」
いったいどうなっているのだしか言葉が思いつかない。
そして蓮って言う人がゴーレムを倒した。
「大丈夫だったかい。慶太君。さてとこれから僕の家に行くのだよな。いっしょに行くよ。って言うより迎えに来たのだけど。」
迎えに来た?だって迎えに来たのはドラゴのはず
「どうして蓮がきたのだ。俺の仕事を奪うきか」
「バカを言え。予定の時間が過ぎているから僕が迎えに来た。」
そういうことか予定の時間が過ぎていたのか。
「よし、続きは僕の家でしようか」
「は、はい」
それから蓮さんの家に行った。
それでこの人はいったい何者なのだろう。
「あのあなたは」
「そうだったな。僕の自己紹介がまだだったな。僕はこの世界の王の親友の蓮だ。不動蓮だ。これからよろしく。」
不動…蓮俺はいったいこれからどうなるのだろう。
第2話完
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