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世界の王  作者: 鳳凰
王の殺害
1/6

ここはどこ

               世界の王   

黒い服の男がそこにいた。僕はびっくりした。だって本当に黒一色の服を着ていてすごく似合っていたからだ。

黒い服の男が言った

「貴様は誰だ。」

そして僕は

「えっと僕は」

そうして僕が言おうとしたら後ろから声がした。

「オレはこの世界の王だ。お前はどこの世界から来たものだ。」

えっこの世界の王だってと僕は思った。だって世界の王なんて名乗る人物を始めて見たからだ。

 不意に女の声が聞こえた。

「け…い…」

「なんて聞こえないよ」

「慶太早く起きてってば~」この声は幼馴染の優香だ。なんだ夢だったかと思った。

「ぐはっ」優香の奴また、僕の上に乗りやがって。

「優香その起こし方いい加減やめろよ。」

「いいじゃない、減るものじゃないんだし」

「そうかもしれないけどさ、ていうかさいい加減降りろよ」

「あっごめんごめん。今降りるからさ。早く着替えて下りてきてよ朝ごはんで来ているんだからさ。朝ごはん冷めちゃうよ」

「わかったよ。先に下りといてよ。すぐ行くからさ」

「わかった。早く来てね」

これが我が家の日課みたいになっている。そしておせっかいをかけている幼馴染は早乙女優香だ。そして僕の名前は百王慶太。西王学園の1年生だ。そして早乙女優香とは同じクラスだ。

「やばっ早く朝ごはん食べないと遅れるぞこれ」

そして今の時刻は6時45分西王学園まで徒歩で45分かかる。

「慶太早くしてよ遅れるよ」

「ちょっとまてよ。俺まだ朝ごはん食べてないぞ」

そう僕はまだ朝ごはんを食べてないのだ。

「もう遅刻するから食べなくて良し」

「そ…そんな~」

いつも朝はこんなやり取りをしている。

「慶太何してるの早く行かないと置いていくよ」

「ちょっと待てよ優香」

そして今日の朝はごはんを食べずに来てしまった。

「は~今日は付いてないな~」

「どうしたんだよ。ため息なんかつくと幸せが逃げるぞ」

こいつは俺の親友の斉藤悟俺はこいつを悟と呼んでいる。

「で、何のようだよ」

そう悟は俺に何かとかまうんだよな

「何ってつれねな~。せっかく話しかけてやったんだ喜べよ」

「誰が喜ぶか」

悟は俺にはやさしいらしいが結局誰にでもこの調子でやってるみたいだ。

「あっそうそう慶太は知ってるか」

「何が?」

いったい何のことを言っているのだろうか?もしかして今話題になっているあれか

「おいおい知らないのかよ。ドラゴンが出てるってニュースだよ」

「やっぱりそのことか」

そうここ最近西王学園周辺にはドラゴンが出るという話しがあるそうだ。

そして、実際にドラゴンにあった人物もいるそうだしケガ人も出ている。

一時期話題になって学校中が騒いでいたころもあった。

だが、悟が言った言葉は俺の予想を超えていた

「おっ知ってるのか。だったら話が早い昨日ドラゴンが出ただろ」

「ちょっと待てよ。そんな話聞いたことないぞ」

なんだよ昨日ドラゴンが現れたって

「なんだ知らないのか。そのドラゴンが言っていたそうだ。今日ここ西王学園に来るって。」

「なんだよそれ。なんかの作り話か」

そうだ。きっと作り話に決まっている。

「いや違うんだよ。昔の実験になドラゴンを作るって実験があったんだよ」

いやいやそんな話が信じれるわけがない。

「ドラゴンって空想の生き物だろ。」

そうだ。ドラゴンなんて空想の生き物なのだ。

「いや、そうでもないらしいぜ。目撃者の話を聞いたことがあるんだがよ。みんな同じことを言うんだ。それがな、ほとんど覚えてないってな。」

なんだと俺は思った。

「だったらそれは集団で作った話じゃないのか。」

俺はそんな非現実的な話は信じたくなかった。ここで

「キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン」

チャイムが鳴った。

「残念だ。話はここまでか。授業が始まるから席に戻るわ。」

「わかったよ。」

俺はあの話が終わってよかったと思った。

そして放課後

「慶太一緒に帰えろ。」

この声は優香だ。

「ああわかった。よし帰ろうか。」

「うん」

この時まではこれから何が起こるかも想像もしてなっかた。だが、慶太は朝のドラゴンの話が気になってしょうがなかった。家に帰る途中に公園があった。そこはいつもは子供たちが遊んでにぎやかだったのだ。そう普通は

「今日は、子供たちは遊んでないのね。」

「ああそうみたいだな」

何だろうか。この違和感はいつもとは違う雰囲気を出している。この感じは何か起こるとしか思えなかった。そしたら急に前が揺らいだ。そしたら、目の前には、何かがいた。そう人間じゃない何かがいた。人間の身長の3~4倍近くある何かがいた。そしたら、上から声がした

「貴様らか主が探していた者たちは探すのに苦労したわ」

この声は何か年寄りみたいな声だった。

「お、お前は何者だ」

俺はとっさに言った。そして、優香の前に行った。

「わしはな、お前らに教える必要はないんだ。こんな仕事はさっさと終わらせてしまおう。………」

何か言っているな。いったい何を言っているのだろう。

そう思っていたら目の前が急に違う光景になっていた。そうここはまるで光の世界だ。周りを見てみたら虹色しか見えないからだ。そうだ優香は無事か。

「優香大丈夫か」

俺は急いで確認をした。そしたら、

「私は大丈夫。慶太は大丈夫なの」

良かった優香は大丈夫のようだ。

「ああ俺も大丈夫だ」

そうしたら、急に意識が遠のいていく感じがした。我慢をして意識が飛ばないようにしていた。でも、限界が来て意識が飛んでしまった。

そして、次に目を覚ました光景を見て言った

「いったいここはどこなんだ~」

                    第1話完


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