第6話 我慢の内容
たくさんの、我慢の理由はどこの家庭にも少なからずありそうなものだった
山田 「うちの旦那は、扉を開けたら開けっ放し、階段を降りる時の音がうるさい、あちこちの電気を付けっぱなし、靴のカカトを踏んだりするのも止めて欲しい、食べる時のくちゃくちゃが気持ち悪い、他人に話しかける時初対面にもタメ口使うのが嫌、もっと、夫婦で会話をして、向き合ってよ!とか我慢して来た事を言ったの。けどね、旦那は向き合うこともせずに、家を飛び出したのよ、信じられないでしょ?」
私 「え?それだけの事で家を飛び出したの?旦那さん??」
山田 「まぁ、、ほかにも、昔のことも注意したからかな?寝る時に、枕元でYouTube観ないで!とか、、うるさいし、気がちるからって。」
私 「その文句だけで、飛び出すって、旦那さん不思議ね。」
山田 「責められのが嫌な人なんだと思う」
私 「てゆうか、、そこを直してくれたら済む話なのにね。」
山田 「本当にそうなの。直せないんだったら帰ってくるなー!って思ってるよ」
夫婦とは、1番身近な相手であるはずなのに、伝わらないと永遠の平行線を感じさせるものだ。けど、お互いの言い分を話し合えば、変われるものだと、私は信じたい
私 「とりあえず、しっかり話し合いして、戻ってきてほしいね!」
山田 「んー、、、帰ってこなくてもいいけど」
暗い顔してるのに、山田さんが旦那さんを酷く拒んでいるのが伝わってきた。
なぜ、そこまで拒むのかは分からなかった
なぜ、山田さんのご主人は、話し合いから逃げるのか分からなかった。向き合えば、終わる話なのにと、、
上手く伝えるって、難しい事だと、人の夫婦のやり取りを見て、自分も考えさせられていた