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第4話 他の人には無言

職場の仲間と自分の前では、態度が違う新人山田さんを知ることになる

新人の山田さんが入ってから2ヶ月が過ぎようとしていた。


ある日、職場の仲間の田中さんが私に質問してきた


田中「ことみさんは、山田さんと仕事入った時、何か話すの?」



私「うん、普通に色々話すよ。彼女、結構話すと止まらないよね?」


きっとてっきり、田中さんにも身の上話でもしたんだろうと思っていた。



田中 「え?話が止まらない?あの、山田さんが?」

目を丸くして、驚いている。


私 「うん、初仕事の日から、自分のプライベートな事もかなり話してきてたから」



田中 「……そうなの?いや、他の人も言ってたけど、山田さんって、本当に無口でほとんど話さないし、会話に困るねって、みんなで話していたんだよ」


私は驚いた。無口だなんて、、あんなにペラペラ自分の話しを初日からするのに、他の人には違うなんて、、


私 「そうなんだね、私の前だと緊張しないのかな?」


田中 「そうなのかもねー」


少し不思議そうに、田中さんは腑に落ちない顔で、床磨きの掃除を続けた。


私も、窓ガラスを拭きながら、山田さんとの会話を思い返していた。



無口……って、あの?山田さんが、、?

驚きを隠せなかった。

なぜなら、あれから数回、出勤が重なると毎度と言っていいくらい、プライベートをペラペラと話す



とくに驚いたのが、自分の旦那さんの月給や年収までも、私に話してくるのだ


山田 「うちの旦那は手取り19万なの、生活が厳しくて。年収も低いし、、しかもね、今の旦那もバツイチで、前妻に子供いるから養育費を月4万払っているんだよ」



私 「月に4万じゃ、大変だね。」


山田 「本当に、給料低いくせに信じられないよ」


正直、こんな風に年収までペラペラ話す彼女に、心配はしていたが、私を信頼して話してくれているんだと思っていた。


しかし、もっと驚くべき事が次の出勤時に起きた


旦那さんの年収まで、出会ってから数回で

人に話す事の違和感を感じていたが、彼女の打ち解け方なんだと勘違いしていた

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