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第2話 その、、距離感

新人の山田さんの研修が始まった。とても、静かでおっとりしている彼女は、例えるなら……浮世離れしたお姫様のようだった。



私「この仕事は掃除だから、汚物も片付けなきゃならないけど、頑張ってやってねー。ビニール手袋を付けてやれば、なんとかなるからね」緊張をほぐしてあげたくて、私は優しく優しく接していた


新人の山田さんは、とても小さな声で返事をする人だった。時に……どんなに耳を傾けてもその声が聞こえて来ない、、今までの人生の中でこんなにも、おしとやかな人はいたであろうか??



あまりにも、声が聞こえない時は「もう少し声を張ってもらってもいい?」と頼んだりもした。



山田さんは、1つの仕事を教えてると同じ事をずっとやり続けていた。本当なら、1つの場所が終われば報告して欲しいものだ。かなりのマイペースを感じた



驚いたのは、初日の研修の仕事が終わりそうな時だった。仕事ではない内容の話を急にたくさん話始めたのだ。声のトーンもきちんと聞こえる声だった


そう、、急に自分のプライベート過ぎる話を一気に話始めた。

え??、研修初日なのに、そんな内容?という物だった。今思えば……彼女の変わった、その、距離感は会った時から始まっていたのだ。

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