第1話 出会い
私の名前は、相田ことみ。週3の清掃パート勤務を続けて、日々変わりない生活をしている、45歳の主婦だ。勤務先では、真面目に働き、気がつけば、ベテランになっていた。
地元を離れ、嫁となり、なれない土地で育児と仕事に追われてあっとゆう間にこの歳になった感じさえする
ある日の事だった。
上司「相田さん、ちょっといいですか?」自分の担当場所の清掃が終わると事務所へと呼ばれた。
私「失礼します」事務所へ入ると、そこには新人さんらしき女性が立っていた。歳はあまり変わらない感じだが、きっと、年下であることはすぐに分かった。
上司「今度こちらの方が採用されたので相田さんが指導してあげてください」
仕事も長く勤務していたから、新人の研修はよく頼まれていた。
新人「……」静かに頭を下げてきて、声は発していなかった。とても、上品な雰囲気の方だった。
上司「こちらね、山田さんね、よろしく」
私 「よろしくお願いします」にっこりと元気に挨拶をして、山田さんを見つめた。
彼女は、緊張しながら、少し笑顔になっていた。
この出会いから、少しずつ、、、歯車がズレて行くことを知らずに、私は同世代の彼女の入社に喜んでいた