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019

胸糞回なので見たくない人は飛ばして良いよ

 奴隷商はここ最近の怪奇現象に悩まされていた。

 まず奴隷商は奴隷の売買だけでなく、その他の雑貨用品なども取り扱う店を出店していた。そのお店の商品を保管している倉庫に盗人が入ったのだが、たったの一晩ですべての商品が盗まれた。

 倉庫の半分近くに積み上げられた商品がすべてだ。それも馬車も使わずにどこかへ持っていかれた。

 この時点で借りていた金で買った商品もあったために大きな損失が出た。だが、これだけでは終わらなかった。

 今度は奴隷を保管していた店舗が何者かに襲撃され、奴隷を収容していた檻と部屋がすべて破壊された。さらに奴隷に取り付けていた首輪が、どういう訳か取り外され、大勢の奴隷が逃亡した。

 警備員の話だと犯人はフードを被った小柄な3人組だったという。あっと言う間に殴り飛ばされ気絶したので、それだけしか覚えていないらしい。

 

「何としても捕まえてやる! 絶対に許さん!」


 ここのところ失敗続きで、命の危機に陥っているにも関わらず、ここにきてさらに不幸の上乗せがあり、奴隷商の血圧は高まるばかりだ。

 

「町の警備兵に金を握らせて、優先的に調べさせてやる!」


 奴隷商は部屋の隠し金庫を開けようと、部屋に飾られている額縁を外した。本来ならばそこに、金庫が壁に埋め込まれてあるはずだったのだが、何故かそこだけぽっかりと壁に穴が開いていた。ちょうど金庫の形に壁が刳り貫かれ、もぬけの殻だ。

 奴隷商は最初、目の前の光景が理解できず「あれ?」と小さな声を上げた。だが、徐々に状況が理解出来てくると、ブルブルと体を振るわせ、拳で壁を叩きつけた。


「なんだこれはちくしょう!!」


 奴隷商はひとしきり壁を叩いてストレスを発散させると、部屋の中をうろうろしながら考えを巡らせる。


「この金庫は不味い。裏金も裏帳簿も全部ここに仕舞ってあった。知られたら終わりだ」


 いくつか考えを巡らせたあげく、奴隷商はすべてを捨てて逃げる事に決めた。

 倉庫から盗まれた品による借金。逃亡した奴隷による損失。そして裏金に裏帳簿。良くて借金奴隷。悪くて死刑。どっちにしろ、この先の奴隷商の未来は明るくない。逃げるしか選択肢が無かった。

 自分の机の引き出しのさらに奥。そこには緊急用の宝石が多めに隠されている。奴隷商はこれを手早くバッグに詰め込み、旅支度を始めた。そして乗合馬車の時刻表を確認し、まずはこの国から脱出することを最優先に動き出す。

 

「くそ! 一体、どこで狂った!」


 奴隷商はドアを蹴破る勢いで開け放ち、玄関へ向かう。そして大きく扉を開け放ち、一歩を踏み出した。

 玄関を出てすぐ、奴隷商はバッグを持った手を捕まれた。


「金一等級探索者です。ちょっとお話をお聞きしてもよろしいですか?」


 背の低い女だった。まだ幼さの残る、子どもと言っても良い少女だ。その少女の周りには顔見知りの男達がいた。銀行員、商会人、そして町の役人。


「無いとは思いますが、ちょっとした情報提供がありまして、お話をお伺いしたいなぁっと」


 フタバが人受けのするニコニコした笑みを浮かべる。だが、奴隷商の腕を握った手は万力で締め付けられているかのように、ピクリとも動かせなかった。

 奴隷商は自分を囲む全員の顔を一瞥し、そしてすべてが遅かったことを悟った。


「……すべて話す。温情ある決を願う」

「はい。では行きましょう」


 奴隷商は連れて来られた商会の一室で、裏金について正直にすべてを語った。周りを囲む者達が大よそ商売人ばかりであったため、裏金、裏帳簿の話だけだと思っていたからだ。

 だが、目の前のフタバの言葉を聞いて、顔を強張らせた。


「カトレアという奴隷を手に入れる為、金一等級冒険者に嘘の情報を流したのは間違いないか?」


 奴隷商は一瞬言葉に詰まったが、すぐに「何の話だ。そんな奴は知らない」と答えた。


「ダウト」


 フタバの後ろに立っていた背の低い男が呟く。顔はフードに隠れて見えない。


「作戦が失敗し、カトレアという奴隷の所有者であるクズ、ツルツル両名の殺害を依頼したことに間違いはないか?」

「知らない! 何を言っているんだ! 何の話だそれは!」

「ダウト」


 奴隷商は冷や汗を浮かべつつ、周りを見た。先ほどまで近くに居た商会人が退出し、代わりに身なりの良い兵士が集まってくる。彼らがこの町の兵士ではなく、国の兵士であることはその装備を見て分かった。


「冒険者を使い、ダンジョン内でカトレアという冒険者を亡き者にするよう依頼をしたことに間違いは無いか?」

「違う! 知らない! そんな奴、俺は知らない! 何もしていない!」

「ダウト」


 ユウキはぽん、とフタバの肩に手を置いた。

 フタバが手を上げると、奴隷商を囲んでいた兵士がすぐに動き、奴隷商を捕縛する。


「虚偽の情報を流し、金一等級召喚者を罠に陥れ、殺害した罪で逮捕する。連行しろ」


 一糸乱れぬ動きで敬礼をして奴隷商を連れていく兵士達。

 奴隷商は唖然とした表情を浮かべたまま、両腕を抱えられて退室していった。


 その後、奴隷商は拷問の末にすべてを自供することとなった。間違いなく処刑されると思っていた奴隷商であるが、恐ろしい事に判決は犯罪奴隷であった。

 奴隷商は首輪を付けられ、馬車に乗せられどこかへ連れていかれる。馬車から降りる際に目隠しをされ、暫く歩いたのちに目隠しを外された。奴隷商が当たりを見渡し、ここがマッシロケーから徒歩圏内にあるダンジョンであることを察する。

 奴隷商はここまで連れてきてくれた兵士から剣を一本渡された。彼は意味が分からないという表情で困惑する。そんな彼に声が掛かった。

 

「今からお前を階層20番に連れていく。そこから自力で戻って来れたら、命だけは助ける。ついてこい」


 奴隷商が声のした方向に顔を向ければ、そこにはカトレアが無表情で立っていた。その姿は歴戦の冒険者に見える装いであり、武器も防具もしっかりと使い込まれていた。

 カトレアの「ついてこい」という言葉に奴隷の首輪が反応し、奴隷商はしぶしぶカトレアの後についていく。そして順番に階層を降りていった。


「私の倉庫から商品を盗んだのはお前か」


 カトレアはちらりと奴隷商を見て、何も言わずに進み続けた。


「奴隷の檻を壊したのもお前だろう。どうやったのかは知らないが、金庫を盗み出したのもお前だ。今に見ていろ。俺はこう見えて、昔は冒険者としてそれなりの腕があったんだ。階層20番なんて、散歩で行ける場所だ」


 それから奴隷商は何も言わないカトレアの背中に罵詈雑言をぶつけた。鬱憤がこれでもかと溜まっていた奴隷商はその全てを吐き出す勢いで、前を歩くカトレアに呪詛を吐く。カトレアが飛び出してくる魔物を棍棒でペシペシと叩き潰していく様子を見て、奴隷商はこのダンジョンが最も難易度の低いダンジョンだとあたりをつけた。


「待っていろ。貴様の所業を白日の下に晒し、犯罪者として晒上げてやる」


 一撃で死体になる魔物を一瞥しながら、奴隷商はカトレアの後をついて歩き続ける。そして何度かの休憩を経て、二人はダンジョンの階層20番にたどり着いた。


「私はお前の後をついていく。好きに地上へ戻って良いぞ」


 カトレアがそう言うや否や、奴隷商はさっさと来た道を戻り始めた。その少し後ろをカトレアはゆっくりとついていく。

 奴隷商はそれを少しばかり不気味に思いながらも、昔の冒険者時代を思い出しながら、地上へ向けて歩く。途中、ダンジョン内に生育する果樹を見つけ、木の実をもいですきっ腹に詰め込んだ。

 久しぶりに食べたダンジョン産の採れたてフルーツは甘い香りとジューシーな果肉が非常に美味で在り、奴隷商は5つほどをぺろりと食べきった。これで水分補給も出来たと、喜んだ。

 それから奴隷商は道なりに進んでいるつもりだった。だが、階層20番から19番に向かう階段が見つからない。


「……どうなってやがる。来た道を戻ってるだけのはずだ」


 このダンジョンは階層20番から洞窟形式からフィールド形式に変わる。狭い通路ではなく、草木や樹木が生育する、それなりに広い敷地があり、そのどこかに別の階層へ向かう梯子だったり階段だったり扉が生成されている。

 階層20番ならば、それなりの冒険者が立ち入っているため、各フィールドには獣道のような次の階層までの道しるべが出来上がっていた。奴隷商はその道しるべを頼りに歩いていただけなのだが、どれだけ歩いても階層19番へ登る為の階段が現れなかった。


「おい! 何かしてるだろ!」


 奴隷商は剣をカトレアに向けて怒鳴る。だが、カトレアは無言で奴隷商をじっと見つめるだけだ。

 奴隷商は程なくしてそれなりの数の魔物に遭遇する。だが、元冒険者としてこの程度の群れは楽に撃退できた。だが、そこまで離れていない距離にいるカトレアに魔物は向かわず、ほぼすべてが奴隷商目掛けて襲い掛かってくるのには納得していなかった。


「魔物避けの香か! 自分だけ使いやがって! 卑怯者!」


 カトレアに罵声を浴びせるが、カトレアはやっぱり黙ったままだ。

 それからうろうろと階層20番を歩くが、魔物の襲撃が激しくなり、奴隷商は焦りの表情を浮かべた。


「いくらなんでも多すぎる!? どういうことだ! なぜお前は狙われない!」


 まるで、奴隷商からおいしい香りがしているのかというほど、魔物は執拗に奴隷商へ襲い掛かった。近くに居るカトレアにも数匹が向かうが、大半は奴隷商に向かう。


「クソ! くそくそくそ! くたばれ!」


 渡された剣はそれなりの品であったが、連戦続きで血まみれになり、また酷い扱いをされたため、刃が欠け始めていた。切れ味はおち、奴隷商は鈍器として武器を使用し始める。


「疲れるの早くない?」

「っ!? お前が卑怯な手を使っているからだろう!」


 カトレアの言葉に奴隷商は激昂する。だが、カトレアは無表情のまま奴隷商を指さした。


「ダンジョン産のフルーツを食べて、それだけ手も口も、おまけに服にまで果汁をべたべたにつけておいたら、私を食べて、と魔物たちに言っているようなものだ。お前は本当に元冒険者か? 初心者でもその程度の注意はするぞ?」

「なんだと!?」

「それと、さっきから同じ場所をぐるぐる回っているんだが、もしかして道に迷っているのか? 魔物を倒しても魔石を回収したりしていないし。私はお前がぐるぐる魔物を倒して回っていたから、てっきりお店の再建のために魔石や素材を集めて金策でもするかと思っていたぞ」

「っく、この! バカにしやがって!」


 奴隷商は剣を構え、カトレアに向かう。だが、直に奴隷の首輪が発動し、奴隷商の首が締まった。

 奴隷商は苦しさのあまり、地面に倒れもがき苦しむ。


「ぐ、お、おぉぐ」

「本当に、何がしたいんだ? 自分が奴隷なことを忘れたのか? それに帰り道も忘れてしまって、いつまでここでうろうろ散歩をするつもりだ? 早く地上に案内してくれよ」


 カトレアから声を掛けられる。奴隷商は見上げるような形で彼女を見た。


「本当に、無様だな、お前は。こんな奴に仲間を殺されたと思うと、悲しくて泣けてくるよ」


 カトレアは涙を流しつつも、奴隷商を見下し、そして頬を引きつらせて笑っていた。


「ほら。さっさと立て。いい加減20番階層を離れないと、そろそろ魔物も捌き切れなくなるだろう? こんな状態で怪我でもしてみろ。その時点で喰われて魔物のクソ直行ルートだぞ」

「っ!! くそぉぉぉぉ!」


 奴隷商は立ち上がり、近場の泥の貯まった水たまりに盛大に突っ込んだ。そして地面でゴロゴロと転がり、全身、頭の先からつま先まで泥だらけになると、再びズンズンと歩き始める。

 フルーツの香りがこれで飛んだのか、その先奴隷商に魔物が襲い掛かることはなかった。数時間後、奴隷商は漸く階層19番へ登る道を見つけたのだった。

 だが、今度は階層18番へ登る為のルート上に分かれ道があった。


「……クソ! 全然分からん!」


 指先を湿らせ、空気の流れを見ようとしたが、良く分からず、地面にはいつくばって他の冒険者の足跡をみようとしたが、これも分からず、奴隷商は勘で3本ある内の真ん中の道を選んだ。

 

「階層20番に連れてくるときに、わざわざ歩きで連れてきてやったのに、どうして道を覚えていないんだ? 私に馬鹿アホまぬけと言っている暇があるくらい余裕だったのに。元冒険者なら、お喋りしながらでもマッピングは出来るだろう? ここまで一直線で来たんだ。寄り道もせずに。初心者でも帰れる難易度にしてやったのに。私はお前が元冒険者と知っていたら、階層40番に連れていくつもりだったぞ」


 奴隷商は眉間に血管を浮き彫りにさせながら立ち止まり、それから一度引き返して3本ある内の一番右側の通路へ向かった。


「どうして行く道を変えたんだ?」

「お前が真ん中の道に入った途端に饒舌に喋り出したからだ!」

「?? それがどうして道を変更する理由になるの?」

「うるせぇ! 黙ってろ!」


 奴隷商は憤りながら前へ進み、何の躊躇もなく罠を踏み抜いた。

 突然天井が自由落下を始め、奴隷商を亡き者にしようとする。


「ああああああああああああ」

「おっと。即死は無しにしよう」

「あああああっ!? あぁ!?」


 重さ数トンはあると思われる石の天井をカトレアは手で支えた。

 腰を抜かして座り込み、股間に染みを作った奴隷商は、片手で天井を支えるカトレアを呆然とした表情で見上げている。 

 カトレアはそんな奴隷商を見下ろし、馬鹿にしたような表情を浮かべた。


「さっさとどいてくれないかな? 私はいつまでここで柱になってればいいのかな?」


 奴隷商は赤子がハイハイするかのように罠の範囲外に脱出。その後ろをカトレアはついていき、最後に天井から手を離した。

 地響きと共に天井が地面に落ちる。その石の厚みは子供の身長ほどもあり、とても人が支えられるような重さではないことは、誰が見ても明らかであった。

 奴隷商は化け物を見る目でカトレアを見上げる。


「大の大人が、それも元冒険者が、罠に引っかかって腰抜かして、おしっこ漏らすとか、ほんと、どうしょうもないね」


 面白そうに笑うカトレアに、奴隷商は漸く、自分が大変な過ちを犯してしまったことに気が付いた。だが、全て遅すぎた。

 その後、奴隷商は先ほどの分岐まで戻り、真ん中の道を再び選んで歩き始める。今度は罠を気にしながら、慎重に少しずつだ。

 だが、奴隷商は踏み込み式の罠にばかり気を取られ、ワイヤートラップに気が付かなかった。

 奴隷商が足を引っかけた瞬間、壁から一本の矢が飛び出し、奴隷商の腹部に突き刺さる。


「うぐああああああああ!? ああ! 矢が! 矢がぁぁぁぁ! くそおおおおお!」


 地面に転がり、慌てた様子で突き刺さった矢を掴む奴隷商。そしてそのまま強引に引き抜いた。矢と共に、血がドバドバと噴き出す。

 

「あーあ。どうして矢を抜くのさ。出血が激しくなるじゃないか」

「早く! 早くポーションを! 回復魔法でも良い! 早く!」


 奴隷商は脂汗を垂らしながら、両手で腹部を抑える。だが、指の隙間からごぼごぼと血が滴り落ちていくのが分かった。

 急激に体温が失われ、命の水が零れ落ちていく恐怖に、奴隷商は震えながらカトレアを見上げる。


「頼む! 助けてくれ! 俺が悪かった! 何でもする! お願いだ! 助けてくれ!」


 カトレアに縋りつくように、奴隷商は体を這いずって近づく。だがカトレアは奴隷商が近づくと、一歩だけ後ろに下がり離れた。


「お願いだ! これは本当にダメだ! 死んじまう!」

「ねぇ。クズとツルツルは命乞いしたと思う?」


 カトレアはしゃがみ、奴隷商に目線の高さを合わせた。


「足が無い。下半身が動かない。病院のベッドから一切動けない彼らは、殺される直前、なんて言ったんだろうね」

「知るかぁぁっぁ! そんなのしらねぇよ! 早く助けてくれ!」


 また奴隷商がカトレアに近づく。カトレアはまた少しだけ彼から離れた。


「あーあ。本当にむかつく。クズとツルツルと私の3人で冒険を続けてたら、もっと面白い話のネタが増えたと思ったのにな。こんな雑魚商人を虐める程度のネタしか手に入れられない。しかも、ダレトクなお話」

「何を! 言って……いるんだ! いいから、早く! お願いだから……!」


 奴隷商は目の前が霞むような視界の中、必死に懇願する。だがカトレアは冷たい目をしたまま、じっと奴隷商を見続けるだけだった。


「お前が美少女だったなら、ドSな読者に受けたかもしれないのに、こんなおっさんじゃ薄い本にもなりゃしない」


 奴隷商は最後の力を振り絞り、カトレアに向けて手を伸ばす。

 その血まみれの手は、カトレアにぺしり、と叩き落された。


「いや、待てよ。私が美少女だから、美少女から拷問されるおっさんというシチュで、これは需要アリと言えるのか? でも流石にドMでも、お腹から大量出血はちょっとやりすぎか」


 地面に落ちた奴隷商の手がブルブル震えている。ゆっくりと体が呼吸を繰り返していたが、それも次第に弱まっていった。


「……復讐って、空しいな。こんなことやっている自分が、馬鹿みたいだ」


 カトレアは立ち上がり、地上へと向けて歩き出す。

 血だまりに沈んだ奴隷商の体は、カトレアの姿が見えなくなると同時に、ダンジョンの地面にゆっくりと沈み込み、ダンジョンに喰われていった。


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