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爆縮と体温の機知(1)

窓辺アテンダント

霧雨の降る窓辺

温かなお茶

湯気とかぶる空色

萎びた竹の色

木々が揺れ

霧吹かれた葉

どこまで小さくなろうと

水は水で

集まり滴となる

風で飛んできた水跡が

窓に残る


緑は茶色になり

茶色は緑色になる

季節で繰り返す

当たり前だが

当たり前が無くなれば

おかしいと思うのか

おかしさを受け取って

利用しようとするのか

どちらに立つかで

全ては変わる


一頻り出したと

思っていても

次から次へと

浮かぶならば

吐き出してしまう物だ

空気のように

だから 大抵の人は

命尽きるまで

持っている物だ

無意識のうちに

貯めているから

無くなりはしない


新しい物と古い物が

積み重なった

ギンガムチェック

見ながら笑えるのは

観測者だからだ

誰かの色が無くなるなら

そこだけ ぽっかり

穴が空くだろう

埋めて行くのが

人の形ならば

埋め方までに

口を出すのか


海辺にやって来た流木の

肌の質感が好きだ

それは古い物か

新しい物か

関係が無いから

好きだと思ったのだろう

背の高い鳥が鳴くのは

自然現象だから

人が目の前に居るなら

逃げるのだ

向こうは鳴くのが

仕事だから


一頻り笑ったと

思っていても

後から後から

現れるならば

音で脅かして良いのだ

住み分けとは

優しさだけでは

成り立たない

気持ちを持って

追い払うのだ

命尽きるまで

行えば良い

テリトリーを守るとは

そういう事だ


行動には二重線

善し悪しがあるから

正義と悪は

いつも定まらない物だ

だから

他の道を探すのだ

途中で頓挫する方が多いが

好き勝手に寝転げる

そんな場所は

誰でも作れる筈だ

作れるようにするのが

人の形でもある

奪われてはならない

悪口も偏見も関係ない

道徳心も倫理観も関係ない

良心はゴミ箱へ

何も関係ない場所で

あなたは自由に思えば良い

作れば良い




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