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蒼空の彼方へ  作者: mamu
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蒼空へ

煙と共に空に昇った貴女は

貴女の望むとおり透明の翼を手に入れた

走ることさえ上手に出来なかったけど

お空は上手に飛べますか?

最初はグラグラしましたか?

二年たったからもう大丈夫ってほほえみますか?



雨が降ったらどうしてますか?

風に押し戻されたり飛ばされたりしていませんか?

寒気の渦に巻き込まれ凍ったりしてないですか?






淋しく………ないですか?




小さい頃から大好きだった



宇宙の本は何度も読み返しボロボロになった


何度もなおしてもらって読んでいた



少し大きくなって黄色い小さな天体望遠鏡を買って貰った



何度も引っ越しするうちにどこかへ消えた




そうだ



宇宙へ行こう



その果てになにがあるのか見に行こう





そして三日月の端にブランコつけて



そこからみんなを見ていよう




だから三日月の時は



よーく目を凝らして私を探してね






みんな大好き





バイバイ


















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