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俺ら全員非リア住  作者: 澄麗
新しい自分みるかもね
26/95

逢えて良かった

僕が去年、黎人と同じクラスになって悪い言い方をすれば“付き纏った”のにはやっぱり彼をヒーローだと思ったからだ


僕たちの通う条徳(じょうとく)高校入学式彼をはじめて見たのはその時。


彼は一年生代表の言葉を述べた


ほとんどの一年生は黎人のことを知らなかったし周りを見ても、入学式なんて真面目に聞く人が多くはいなかった。


でも僕だけは、彼の言葉に感銘を受けた


「ここに集まったのは、運命であり偶然でない。新たな出逢いを求め日々学問や部活動に励むことが、条徳ですべきことである」


その言葉に僕はここにいてすべきことを考える機会をくれた。


親が入れと言ったから条徳に来たわけで、特にしたいこともなかった。

咲良子も必死に条徳にはいるべく、猛勉強

僕の後をついて来るんだとすぐ分かった


僕がすべきなのは…

十黒黎人と親しくなること

そうだと思ったんだ。


バカバカしいかもしれないがこれはホントの話。

自分がするべき道、黎人と仲良くなりたいのは言葉に隠された才能。

文才があり、賢い。見るだけでわかる


僕だったら多分、楽しんで行きましょう

的なことを考えるだろうなって

黎人は他の人とは違くて、たくさんの経験を積んでいるように見えた


ダラダラ生きているわけじゃなくて

なにか考えて生きてるんだろうな

てなかんじの。ピンとくるものがあった


だから絶対友達になりたい

彼と過ごして自分を変えたい。

流されて過ごしてきた自分を


そんな気持ちがあって、結構ガツガツアプローチしてここまでの仲になったんだよね


彼の文才は趣味が読書ってこと

人と付き合うことを自分からはしないけど、いざとなればなんとかできる


かっこいいじゃないか。

人波に流されず、自分を持っている彼

黎人に強く影響された


「そうだよね、咲良子だって約束は破らない」


部屋に戻り、咲良子が風呂から出るのをみてから風呂へ向かった


明日はご飯担当だ



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