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俺ら全員非リア住  作者: 澄麗
夏の煌めき
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優しさ


だって秋、自分を捨てた

人の為に行動した


俺が秋を助けたとか、そんなことしたことないのに。


だからその日から俺は秋を尊敬してる


実際言葉には言わないよ

そんなの…恥ずかしい


秋は誰にでも優しくて、笑顔しか見せない。人を悲しませない、一緒にいて苦しく感じることが無いのだ

だけど秋には言えてない

ホントのこと



咲良子は秋の幼馴染、紹介してくれたのはちょうど今頃。夏休みの初めだった気がする


秋と初めて遊んだ日。遊んだって言っても、図書館行っただけだけど。


チャリで帰ろうとした時に、レッスン終わりの咲良子にあったのが最初だ


今と変わらず元気いっぱいで、夢に一直線な姿だった


あの日の帰りは秋のチャリに乗って帰っていたな


「あたし、秋が好きなの」

夏休み明け。

咲良子からそんな言葉を聞いて、驚いたことも覚えてる


相談されていることもしばしば。


結局今は止まってんのかな


秋は咲良子の気持ちに気づいていないように見える


もちろん秋に咲良子のこと好きか。

なんて聞けない


勘違いされる。


とりあえず今はレッスンに励んでいる咲良子は、養成所1の期待の星らしい


確かにルックスは学校の中でもピカイチだと思う

まつ毛長いし、髪サラサラだし、眼がキラッキラして、憧れの的だと思うぞ


アイドルとか、すごい苦しいと思うのに立ち向かって行くなんて、俺には考えられない


やっぱり俺の周りはすごいな

なんて思う


きっと俺はそんなんになれないかな

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