始まりの章
初投稿です。初めてだから、まだまだ出来損ないですが、あたたかく見守ってください。
神…それは全てを創るもの。そして、全ての人が祀るもの。そして今、神を司り、神の力を操る者がでてきたのだった…。
ある日の朝カイトの所にあるニュースが届いた。それはある村が突然姿を消したというものだった。目撃者は、一人の男が現場にいて笑っていたと証言している、というものだった。
カイト「こ…これは」
アキラ「ま…まさかこれって。」
カイト「でも…もしもだぞ?もしこれがあいつらの仕業だとしたら、俺らあいつらに会える…」
アキラ「そ…それはそうだけど、いいか?あいつらに会うのは危険すぎる!10年前の事を忘れたのか?そんなことより!お前いくら親友の家だからって食い逃げはダメだろ…」
(アキラはカイトの親友で定食屋をやっている)
カイト「い…いやぁ~。まあ今度絶っっ対に金払うから!またね~」
アキラ「あ!おい!はぁ…まったく…いっつもああやって逃げる。まあしょうがないか…」アキラはふとあの10年前の出来事を思い出していた…。
10年前…カイトとアキラはいつも通り2人で仲良く遊んでいた。すると、森の奥から男の絶叫する声が聞こえた…。カイトとアキラは気になって森の奥に行った。そこには2人の男がいて、片方の男が片方の男に対して手を伸ばしていた。何やら呪文のような言葉をつぶやくと男のが急に苦しみだした…。カイト達は、怖くなり、その場から走って逃げて、村の大人達に知らせて回った。あとから大人達が森の奥に行くと、一つの干からびた死体があった。カイト達は、その事を知ると、怖くなった。その日は2人共家にこもっていた。次の日、カイトの家にアキラが来て、「話があるこい。」と言い、カイトを外に連れ出した…。この時、アキラが少しおかしいとカイトは思った。すると、アキラは昨日の事件のあった森の奥へ連れて行った。
カイト「おいアキラ。どうしてここに連れて来るんだ?」
アキラ「…」
カイト「おい?」
謎の男「やっと来たか。やはりそいつを使って正解だったな。」
カイト「だれだ!」
謎の男「お前に名乗る必要は無い!今からお前達に消えてもらう。」
カイトはこの謎の男が昨日の男だとわかった。そして男はカイト達に手を向けて、呪文を唱え始めた…。すると、「やめなさい!」と言い、カイト達をかばうようにカイトの母親が飛び込んできた。
カイト「母さん!」
カイトのお母さん「う…うわぁぁぁぁあ!カ…カイト達…逃げなさい!」
アキラはその時、カイトのお母さんの叫び声で目を覚ました。
アキラ「な…何が起きてる⁉」
カイトのお母さん「ア…アキラ君!カイトを連れてに…逃げて!」
アキラはこの時、今起こっている事を理解した。
アキラ「カイト!逃げるぞ!」
カイト「やだ!母さんが死ぬんだぞ!見殺しにできるか!」
アキラ「お前に何ができる!お前が死ねばお前の母さんの死が無駄になるぞ!」
カイト「で…でも…」
アキラ「あーもー!カイト!すまん!」
アキラらカイトを気絶させてその場から逃げた…。
この出来事以降カイトはアキラと昔のように仲良くすることは無かったが、仲が悪くなったわけでもない。しかし、母親の死はカイトにとって大きなショックを与えたのは、誰でもわかる事だった…。この時は誰も、このあとにカイトの身に起きる事を予想なんてしていなかった…。
読んでいただき、ありがとうございました。面白いと思ってくれた人は本当にありがとうございます。これからも不定期ですけど、連載を続けていくつもりなので、よろしくお願いします。