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ep.1
————この惑星は穢れている。
一体何故こうなったのか。人がバタバタと死んでゆくのが日常茶飯事になってしまったのは、一体誰のせいなのか。そう考えると偏頭痛がずっと強くなり、教壇に立っているという直視し難い事実が自己嫌悪を加速させる。
私が現在受け持っている五名の生徒は、朝の会に昨夜死んだ三名の死亡報告をして頭を抱える私を、焦点の合わない目で見ていた。彼らは呆然とし、惑星E-1032へ行った十名分の生徒の席を恨めしく見るが、その瞳の奥は既に諦めているようであった。私がまだ子供でこの惑星の穢れも無かった頃には、私を除いて、こんな風に諦める子どもなんて居やしなかった。しかし今では、誰しもが諦めることに慣れていた。
こんな人間が蔓延るようになったのには勿論理由があり、それはあまりに残酷なものだった。
『この惑星に未来はない。』
ただ、それだけであった。




