其の九十七「考察:都市伝説の進化」
これから語るのは、もしかするとこれから広まるかもしれない
いや、広まってしまうかもしれない「怖い作り話」です。
全部で壱百八話。どれも短い物語です。
しかしその中には、時に背筋に冷たいものが走り抜け、
時にひそひそと誰かの囁きが聞こえ、
時に見てはいけないものが見えてしまうこともあるかもしれません。
そしてひとつだけ、どうしても言っておきたいことがあります。
これらの話は、すべて作り話です。しかし、ただの作り話ではありません。
この話、本当なんです。
今日は怖い話ではありません。
ある怖い話に関して考えてみた、というお話です。
これをお読みいただいて、あなたのお考え・ご意見、
またはご感想などをいただけると、とてもうれしく思います。
それでは、今回私が考えてみたテーマは「都市伝説の進化」です。
◇◆◇
これは私が最近「AIババア」という都市伝説の怪異の名前を聞いて思った感想です。
AIババア、と聞いて真っ先に思い浮かんだのが「都市伝説:パソコンババア」のお話。
その都市伝説の内容は、放課後にひとりでコンピューター室へ行くと、
パソコンの画面から老婆が現れ、画面の中へ引きずり込まれるという噂を中心に、
学校の怪談として広まった怪異です。
調べてみると、2020年頃から広まったものだと目にしますが、
私の感覚ではもう少し早い年代――学校にコンピューター室が導入された2000年頃には、
すでにこんな話が聞こえ始めていたような気がしています。
パソコンババアが2020年頃から広まった。
では、それ以前の学校に現れる“ババア系”都市伝説はあったのでしょうか。
それも調べてみると、いろいろ出てきました。
パソコンババア以前の学校に現れるババア系怪異としては、
四時ババア・四次元ババアなど複数存在し、
それらは特定の時間・場所に現れる老婆の怪異として語られているのだとか。
四時ババアは「4時44分に現れる」「トイレに出る」など多様なバリエーションがあり、
学校という閉じた環境で自然発生した怪談の典型……。
確かパソコンババアの話の中にも、
「4時44分にパソコンの電源を入れると現れる」というものがあった気がするので、
四時ババアは進化してパソコンババアになったのか?
そこを調べてみると、どうやら薄くともつながりはありそうです。
となると……
AIババアは、パソコンババアの進化系という認識で良いのではないか。
これも調べてみました。
するとやはり出てきます。
AIババアはパソコンババアの“時代に沿ったアップデート版”という話。
何だかこれを見て思わず笑ってしまいましたが、
やはり都市伝説は時代に合わせてどんどんアップデートされ、
新しく生まれ続けていることがよく分かりました。
では、AIババアの次にこの世に生を受ける「ババア系都市伝説の怪異」は、
どんな姿で私たちの前に現れるのでしょう。
楽しみです♪
◇◆◇
怖いのは苦手ですが、怖いものが大好きな私。
まだまだこれからも、新しく生まれる様々な妖怪や都市伝説の怪異を楽しむことが出来そうで、
それをうれしく思います。
そして最近、ふと思うのです。
私は本当に“怖いのが苦手”なのでしょうか?
そして、あと3話で100話です。
この話、本当なんです。




