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ジェネラリーナイト  作者: 星芽龍英
第1章 始まりの竜
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第69話 個人武力第1位

お待たせしました!


第69話をお楽しみください。



 



《国家と個人の武力について》の授業。

 国家武力の順位では、

 3位、ルフィフォ帝国。

 2位、マアード海王国。

 1位、アムーセル王国。


 この3国の順位に不満の声は無い。ならば、個人武力ではどうだろうか。

 個人武力。

 第3位は《生ける終末》全不。

 第2位は《剣帝》ヘレナ。

 一方はアムーセルの絶対的存在にして守護者。もう一方は剣の神童。己の剣の腕のみで強者の列に並び立った天才。

「この2人の上は誰なのだろうか」と興味を胸に生徒達はシルレの言葉を待っていた。



「それでは個人武力第1位を発表します」



 そして生徒達の視線を受けながらシルレは1位を発表する。



「個人武力第1位は《不死の精竜騎士》です」

「黒王様だ!」

「そうだよなぁ、全不様とヘレナ様の上となると黒王しかいないよなぁ〜」

「……」

「チッ黒王かよ…」



 生徒達の反応は様々、歓喜する者、納得する者、押し黙る者、気に食わない者。ただ共通して生徒達から異論は出てこなかった。否、出て来るはずも無かった。あの事件を誰しも知っているのだから。

 生徒達の様々な反応を見ながらもシルレは授業を続ける。



「不死の精竜騎士。もとい、黒王の特出すべきところは竜と精霊、2体の契約した存在(エグジスタンス)と契約し、更に不死鳥と名高い鳳凰とも契約を結んでいて、黒い全身鎧を常に身に付けています。そして黒王は元々名がなかったトップダストの出場者だったため、今、話した要素を合わせて付いた名が不死の精竜騎士で、勝ち続ける姿から、いつしか黒王と呼ばれるようになりました」

「そんな経緯で名付けられたんですね〜」



 シルレの話を聞き、ネナはそんな言葉を溢し、後ろの3人に目を向けた。



「エ……3人は知ってました?」

「ふ〜ん…私とサネットさんはおまけですか…」



 ネナが話し始める時の「エ」を聞き逃さなかったミレーセは自身とサネットはおまけで聞かれたのだと理解し、冷たい目でネナを見下ろした。



「い、いや、違いますよ。うん、はい。違います…」

「……」

「……(こ、怖すぎるでしょ!?)」



 見るからに怯えているネナを見兼ねてか、サネットがミレーセを宥め、その後ネナの質問に答えた。


「ミレーセ様、落ち着いてください。それとネナ様、私は知っておりました。一時期、トップダストの出場者の激戦をまとめた記録を見ていましたので」

「…はぁ、私も知ってました。お姉ちゃんの影響で子供の頃からトップダストを見ていましたから」



 ため息を吐きつつ、ネナの質問にミレーセも答えた。2人共知っていると聞いたネナは「ふむふむ」手を顎に添えながら頷く。



「サネットさんは記録で知ってて、ミレーセさんはトップダストを見てたら知ってたと。ではエドバ様は?」



 ネナは目をキラキラと輝かせながらエドバに話を振るが、エドバから返ってくる言葉は冷静な真面目な言葉だった。



「後ろ向いてて良いんですか?授業中ですよ」

「ちょっとくらいはシルレ先生も許してくれますよ」



 そう言ったネナは自身から目を逸らしているミレーセとサネットを見て、「まさか…」と察し、隣に座っているララーシェから肩を叩かれ、現実を突きつけられる。



「ネナ、すぐ前にシルレ先生いるよ」

「………あ、あはは…どうしたんですか?シルレ先生」

「ネナさん、ちょーっと、先生のお手伝いしてくれるよね?」

「あ…はい。させて…頂きます」



 シルレの圧に負けたネナはシルレの手伝いをするため、席を立ってシルレに付いて行く。


 教卓に戻って来たシルレは魔道黒板の操作をネナに任し、授業を再開したのだった。





いかがでしたでしょうか。


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次の投稿は明日です。

(連続投稿…出来たら、します…)

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