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ジェネラリーナイト  作者: 星芽龍英
第1章 始まりの竜
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第67話 《剣帝》ヘレナの剣術、《黒越》

前回に引き続き、遅れてしまってすみません!

もし来週の投稿が遅れる場合、

投稿する頻度を戻すため、5月まで少し投稿をお休みします。

私事ですみません。


それでは第67話をお楽しみください。



 




 サイド [エドバ]




「フログベルグ討伐以外にも全不様の武勇伝はまだまだありますので、聞きたくなったらいつでも声をかけてくださいね♪」

『わ、わかりました…』



 シルレ教諭は全不様のファンなのでしょうか?全不様の武勇伝は千以上存在しますから、進んで聞きに行く方はあまりいないでしょう。生徒の皆さんも引き気味になっている事が何よりの証拠ですね。



「あれ?…引かれて…る?」

「シルレ先生!次に行きましょう!次に!」



 引かれている事を感じ取り、シルレ教諭は暗い雰囲気を纏って俯こうとする前にユネセシアさんは授業の続きを促し、促されたシルレ教諭は「そ、そうね!」と言って我に戻り授業を進める。



「えー、ゴホン。個人武力第2位は《剣帝》ヘレナ様です」



 全不様同様魔道黒板にヘレナ様の写真が複数枚映し出され、その中には素振りをする姿やどこから持って来たのかわからないですが、滅多に目にしない私服の姿。先程の《国家の武力》の時に映された剣を背負った写真も見られます。



「ヘレナ様はジェネラリーナイト第3位の称号を保持し続けており、トップダスト出場者で唯一契約した存在(エグジスタンス)と契約しておらず、自身の剣の腕のみで最強の一角と成り上がった天才女騎士。剣術探求サークルが異常に人気なのはヘレナ様の影響と言っても過言ではないでしょう」



 話に熱が入って来て、落ち着いた物腰のシルレ教諭でも圧を感じますね。



「ヘレナ様の剣の技術は世界を見てもずば抜けており、木刀で真剣を使った剣士3人を同時に相手しても無傷で勝利した経験があり、今ではヘレナ様との剣勝負はルフィフォ帝国の月に一回の恒例行事として有名で、勝利した剣士はいません」



 勝利した剣士はいないんですね…



「エドバ様、ダメですよ?」

「えっと?ダメとはなんの事でしょう?」



 唐突にネナさんが振り向いて注意をされましたが一体…



「今、ヘレナ様のやつに出ようと考えましたよね?」

「いえ、そんな事は無いですよ、第一面識もありませんし…」



「視線が鋭いですね…」と思いつつ、ネナさんに見つめられ続けているとララーシェさんがネナさんの頭に軽く手の甲を「コン」と当てた。



「ふ〜ん…あいたっ!」

「授業中に後ろ向かない」

「手を出す前に声掛けてよ〜…ララちゃ〜ん…」



 ララーシェさんに注意されたネナさんは大人しく、前を向いてシルレ教諭の授業に戻られました。しかし…



「(そんなにわかりやすかったでしょうか?)」

「…フフ…」



 片手で頬を少し触ると左からミレーセさんの押し殺した微笑が聞こえて来た。



「(これでは本当だと言っているようなものですね…)」



 苦笑いをミレーセさんに返し、私自身も授業の内容を纏めるため、ノートに概要を記入するのを再開します。



「次にヘレナ様が使っている剣術についてお話していきます」

『はい』



「待っていました!」というように複数の方が姿勢を正し、聞き漏らすまいと授業に集中し始めました。

 これも偉業を成し得たヘレナ様だからこそですかね。

 魔力とエグジスタンスが基準になりつつある世の中で、剣のみで最上位まで至った事は自然と他の方に希望を照らし、勇気を与え。自身の進む道に迷っていた方の背中を押し、前へと踏み出させた。

 そんなヘレナ様が使う剣術の事を知りたい方は沢山いますから、この状況にも納得がいきます。



「ヘレナ様が使う剣術の名前は黒に勝ち越すや飛び越すに使われている越と書いて、黒越(こくえつ)と言って、あらゆる悪や邪を斬り伏せるために出来た剣術です」



 黒越流ではないのは何か理由でもあるのでしょうか?

 その疑問にシルレ教諭が答えてくれました。



「なぜ黒越流ではないのか、と不思議に思った人もいるでしょう。その疑問にお答えすると、黒越と言う言葉はヘレナ様にとって目標の言葉であり、誓いの言葉である。と仰っていて、黒越に他の言葉を入れたくない。ということで黒越のままになっています」

「(それ程までにヘレナ様にとって黒越という言葉は大切なのですね)」



 そう思っているとララーシェさんの言葉が聞こえてきました。ボーッとしている事からおそらく無意識でしょう。



「黒越…黒を越えるための剣術…黒が自分を……に磨き続…」

「ララちゃん?」

「…あれ?私…今、何を…」

「大丈夫?」

「うん、ちょっと眠いけど、大丈夫だよ」

「昨日遅くまで起きてたからだよ!きっと!」

「ちょっ!声大きいって!」



 恥ずかしそうに顔を赤くしながらネナさんを睨むララーシェさん。そんな中でネナさんはニヤニヤしながらも私に視線を向けた。

 その意図はわからない。だが。



「(…もう…限界…か…)」





いかがでしたでしょうか。


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次回は4月19日を予定としております。

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