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ジェネラリーナイト  作者: 星芽龍英
第1章 始まりの竜
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第65話 敵に回したくない力と者達

お待たせしました!

第65話をお楽しみください。



 




「ダンジョンを囲う形で建国されたアムーセル王国ですが、他にも他国と違うところがいくつかある事を皆さん知っていますか?」

「他に何かあったっけ…?」

「私知らない…」



 その質問に生徒達の多くはお互いに話し合い、自分達の知識を出す。しかし、思い当たらない様であった。



「はい」



 そんな中で1人の生徒が手を挙げた。シルレは手を挙げたその生徒の名前を呼んだ。



「ララーシェさん、どうぞ」



 シルレに呼ばれたララーシェは挙げていた手を下ろして席から立ち上がり、質問に対する回答をすらすらと答えていく。



「まず1つ目は世界を行末を見透す世界樹ユグドラシル。その代弁者、フューリ様が国の中枢を担っていること」



 《代弁者》フューリの名を聞いた事がなかった生徒が多く、頭に疑問符を浮かべ「誰?」という反応をしているが、その者達を一瞥しララーシェは話を続ける。



「ユグドラシル様は行末、つまり未来を見透す力で見た出来事をフューリ様だけが正しく受け取る事が出来きます。これにより、アムーセル王国はフューリ様の言葉でどのダンジョンが魔物暴走(スタンピード)を起こすか事前に知り得て、被害が少なく済んでいます」




 ***




 サイド [エドバ]




「(果たして今の話でどれくらいの生徒が気付いただろうか…)」



 そんな授業に関係が無い事を考えるのはおそらく…私がフューリ様の事を少なからず知っているからだろう。

 私がそんな事を思っている間にもララーシェさんの話は続いている。



「2つ目は災害や侵略、スタンピードなどが起った場合、全不様がいち早く制圧に向かい沈静化していることです。全不様は普段から《精霊の森》の中心に住んでいて、そこにはフューリ様も一緒に住んでいる事から全不様は誰よりも先に未来の出来事が知れ、迅速かつ適切な行動で全不様の全力が振るわれ、アムーセル王国を危機から救った事は数え切れない程です」



 救われているからこそ、アムーセル王国はフューリ様と全不様の『精霊の森に住む』という要望を聞かなければならない。

 そうでなければ、早急に情報を受け取りたいであろう王侯貴族が入り組んだ森に住むのを許す筈がない。



「(それにアムーセル王国には最後の()()()がある)」



 目の前で話しているララーシェさんは「最後に」と言って普通では知り得ない物を言った。



「3つ目は()()()()()()()()()《聖杯》の存在」



 静まり返る教室。決してタブーとされているわけではない、アムーセル王国も《聖杯》の存在は隠してはいない。だが、明確に存在するかは一部の者しか知らず、《聖杯》の存在は一般的に「与太話」で止まっている。

 だからこそ、ララーシェさんの言葉は真実味を帯びる。なぜなら彼女はアムーセル王国出身だからだ。シルレ教諭も否定しない辺り、シルレ教諭も実在するという事を知っているんだろう。



「《聖杯》は絶大な力を持っていて、敵陣に流星を落とすことや死者蘇生さえ出来る事が示唆されていますが私にはわかりません」



 話は以上なのかララーシェさんは席に座った。シルレ教諭はララーシェさんが座ったのを確認して魔道黒板にユグドラシルやフューリ様、聖杯が置いてある部屋の写真を映す。



「聖杯の事まで答えてくれるなんて思っていませんでしたが、アムーセル王国がなぜ国家武力で1位なのか、皆さんわかりましたか?」

『はい』



 SからDランクの5つのダンジョンで強化されている冒険者。世界随一の騎士団。ユグドラシルの未来予知。生ける終末という二つ名を持つ全不様。そして神の道具…神具の聖杯。敵に回したくない名前だらけだ。





いかがでしたでしょうか。


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次回は3月22日を予定としております。

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