第53話 生徒会
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魔道具作製サークルを後にしたエドバ達は寄り道をせず、生徒会室に向かっていた。
「生徒会室は校舎2階にあります。あ、ちょうど見えてきましたね」
ユネセシアを先頭にムツラ、フォカ、エドバの順に歩いていた。
「中央階段を登って、右の部屋が生徒会室です」
「そうなんですね」
中央ホールに着いたユネセシアは生徒会室がどこにあるのか、エドバに教えながら中央階段を登って行く。
「ムツラ先輩…生徒会室から黒い空気が漏れ出して…ません?」
「気のせいでは無いから安心しろ」
「いや、逆に安心出来ませんよ!」
2階に登ると生徒会室から紫とも黒とも言えない雰囲気が外まで漏れ出していた。
「入りましょうか」
「え?あの空気の中にですか?私嫌ですよ!?あ、ちょっ、会長!?ムツラ先輩!?エドバさんも!?」
フォカ以外、怖気付く様子はなく、近付いて行き、ユネセシアが生徒会室のドアを開けた。
「ただいま戻りました」
「あ、おかえりなさい」
「ツギヤッタラユルナサイ、ツギヤッタラユルナサイ」
ドアを開けたユネセシアは中の状況を確認してムツラに道を開けた。
「ツギヤッタラユルナサイ、ツギヤッ「フッ!」たぁ!…痛いよ〜ムーちゃん…」
ブツブツと何かを言っていたエクリテにムツラの容赦ない鉄拳が入った。
「後輩を困らすな、あと見学に来ている人がいるんだ。失態を晒さないように正気に戻したまで」
「それ話し掛けるだけでよかったじゃん!」
「話し掛けても反応しないのはお前だろう?」
「う…」
事実を言われて押し黙るエクリテを放置してムツラは自分の席に座った。
「フォカさん、入って来て良いわよ」
もう大丈夫と判断したユネセシアはフォカを呼んだ。呼ばれたフォカはゆっくりと生徒会室に近付いて中を覗いた。
「おかえりなさい、フォカさん」
「あ、ただいま帰りました、ミレーセさん」
ミレーセの隣で普段通りにしているしエクリテの姿を見て安心して、フォカは生徒会室に入りドアを閉めた。
エドバも含め、生徒会のメンバーが揃ったのを確認したユネセシアはエドバに向き直った。
「さて、エドバさん、改めて自己紹介をしますね」
「お願いします」
エドバの了承を得た、ユネセシアはまず、エドバが初対面であろう2人から紹介する。
「まず、フォカさんから」
「はい!1年Bクラスのフォカです!得意な魔法は土と光です!よろしくお願いします!」
「こちらこそよろしくお願いします」
フォカの自己紹介が終わったのを確認して、ユネセシアはムツラに視線を移す。
「次はムツラ先輩お願いします」
「…名前は省いても…」
「ダメです」
ムツラの質問に即座に却下を言い渡すユネセシア。
「…わかった。3年Aクラス。ムツラ・メイディアン。剣術が得意だ。魔法は光魔法を少し使える程度だ。よろしく」
「よろしくお願いします」
渋々といった様子で自己紹介を始め、淡々と進み、淡々と終わった。
「後の生徒会メンバーの自己紹介は私がするで良いですか?」
「いーやー、私は自分でするー」
「私はユネセシアさんにお任せします」
「分かりました。ではエクリテ先輩、先にどうぞ」
エクリテはソファーから立ち上がりエドバと方を向いた。
「2年Aクラス。エクリテ・リッターオルデン。得意なのは剣術と炎魔法!好きな食べ物はバイコーンの焼き肉!好きな事はお花を育てる事です。彼氏作ったことないです」
「「「「ん?ん?ん?」」」」
「えー、と、あとはスリーサーー」
「「「「ちょーーっとなに言おうと(してるんですか・の・してる)!!!」」」」
いかがでしたでしょうか。
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次回は10月5日の19時を予定としております。




