第51話 言い争い
お待たせしました!
それでは第51話をお楽しみください。
ウェッナの声が静まった後、直ぐにバンッ!と会長室のドアを壊れるような勢いて開け放たれた。
「手紙は読んグェッ」
「エドバ、ララーシェ今から学院長室に殴り込むわよ。良いわね?」
会長室から出てきたウェッナはドアの真横にいたタインの話を無視して首根っこを掴み上げ、エドバとララーシェに有無を言わせない圧を掛けながら2人を見た。
「あぅ…」
「私はここで失礼します。レンスレッテさんに生徒会を案内してもらう約束があるので」
「ぇ?…」
この空気感で平然と断るエドバにララーシェは内心で「何言ってるのこの人?死にたいの?」と叫んだ。
「ふ〜ん。ララーシェは?」
「え?え、え〜…っと…」
頭の中が「え?通ったの?なんで?」とパニック状態な上に段々増して来る圧に冷や汗が流れ始めるララーシェ。
「ウ、ウェッナにつ、付いて行く…よ…」
結局ララーシェは圧に負けてウェッナに付いて行くことになった。
「そう、なら行くわよ」
「そ、そろ、そろ息が…」
「《インパクト》」
「あがっ……」
ウェッナが歩き出した時、タインが苦しそうな声で訴えようとするが無属性魔法の《インパクト》を撃ちタインを気絶させた。
「「(容赦が無い…)」」
それを見たエドバとララーシェはタイン同情しつつ外に出るためウェッナに付いて行く。
***
ウェッナがアルメリアの手紙を読んで、叫ぶ少し前の魔道具作製サークルの部室前。
レンスレッテとネナはいまだに言い争いをしていた。
「そもそもなんで名誉士爵令嬢のレンスレッテ様がエドバ様の事を様付けしてるの?貴族の身分で平民を様付けしてるなんておかしいんじゃない?」
「あら?知りませんこと?エドバ様程の実力をお持ちの方に敬意を表して様呼びするのは貴族として当然のこと。逆にお聞きしますがネナさんはどうしてエドバ様に様付けをしていますの?」
「私は良いんです〜!貴族でもなければ当主候補でも無いですから〜、それに家事も人並み以上に出来るので後日エドバ様に従者の提案を出して従者にしてもらう予定です。そしたら名実共にエドバ様とお呼びしても不思議では無い関係になります」
「なっ…で、ですがエドバ様は従者を必要としておりません。それは本人から聞きましたわ」
「何それ聞いてない……でもそれはレンスレッテ様が貴族だから断られただけなのでは〜?エドバ様は貴族が苦手ですから〜」
「言いますわね…ネナ・ダーイヴァエト…」
「いえいえ〜。貴方程では無いですよ?レンスレッテ・ヴォルシェーブニク」
バチバチと見えない火花が飛び交い、一瞬の静寂の後、同時に鍵言を紡ぐ。そこに走って来る3人の人影。
「あ!生徒会長、見えました!魔法を発動する一歩手前です!」
「ありがとう、フォカさん。ムツラ先輩はーー」
「《ストームーー
「《ファントムーー
「ネナを無力化する」
「なら私はレンスレッテさんを」
ーーランス》!」
ーーエッジ》!」
「フッ!」
「月輪」
放たれた2つの魔法は生徒会、会長のユネセシアと同じく生徒会のムツラによって激突は避けられた。
「なっ!生徒会!どうしてここに!?」
「誰かが呼んできたに決まってるでしょ…」
驚くレンスレッテとは違いネナはため息を吐いた。
「ふたーーー」
「ハアアアァァァァ!!!!!」
ユネセシアが2人を止めようと声を出そうとするが突然の悲鳴じみた叫び声に掻き消された。
「……今の声はなに…?」
いかがでしたでしょうか。
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次回は9月7日の19時を予定としております。




