第45話 魔法研究サークル、会長ソルロ・フィセル
お待たせしました!
第45話をお楽しみください。
※誤字を修正しました。
「酷いじゃないかレンスレッテくん、驚かせたとはいえ叫び声と魔法を放つなんて」
やれやれと肩をすくめる。その人物は骨で出来ていて骸骨と言える姿だった。
「ドアを開けて眼前に骸骨が居ましたら叫び声の一つや二つ上げますわッ!」
「うんうん」
レンスレッテの言葉に何度も頷くネナ。
「そちらの子はまだ良いとして魔法研究に入っていて、この魔法も見ているレンスレッテくんが驚いてどうする」
「うっ…」
骸骨から言われたレンスレッテは気落ちした様子で顔を下に向けた。
「ま、これはサークル活動を休んだ罰だけど」
「ちょっ!ソルロ会長!?」
「半分冗談だよ」
「ふふっ」とソルロと呼ばれた骸骨は愉快そうに笑ったが見た目が骸骨だからか不気味さが増している。
「さて、後輩で遊んだ事だし、ここの案内は会長である其がしよう。この骸骨の身に付いて来い」
「分かりましたわ…」
ソルロの自由さに溜め息を吐きつつレンスレッテはエドバ達に振り返った。
「悪い人ではありませんけど…こうなったら止まりませんわ。お付き合いくださいまし、幸いにもソルロ会長はここを知り尽くしておりますわ、万が一何かが発動してもあの方が対処してくれますわ」
「その言葉怖いよ。一体何があるの…ここには……」
「楽しみ」
「気になりますね」
「ララちゃんもエドバ様も強くない?幽霊とか怖くないの?」
レンスレッテの言葉に怖がるネナとは裏腹にララーシェとエドバは興味津々だった。
「おーい、早く付いてこーい」
「今行きますわ」
付いて来ていないエドバ達をソルロが呼び、エドバ達は先に行ったソルロに付いて行く。
「来たな、では案内がてら軽く紹介して行くぞ」
「「お願いします」」
「お、お願いします」
「ネナさん…あからさまに怖がらないでくださいまし…」
ソルロはエドバ達がいることを確認し、魔法研究サークルの案内を始めた。
「魔法探究サークルはその名の通り、魔法を探究するサークルだ。探究する魔法は自分で決め、その決めた魔法をどのように戦闘に活かすか、どのようにしたら日常生活に活かせるか、そしてどのようにして魔法という枠組を超えられるか。など多種多様な探究を掲げる人物達が集まっているのが魔法探究サークルだ」
迷路の様に入り組んでいる紫と黒色が散りばめられた禍々しい通路を進むソルロはカタカタと骨を鳴らして歩いている。側から見たら不気味でしか無い。
「着いたぞ、ここが各部屋に繋がる大広間にして休憩所だ」
そう言ってソルロは見えやすいように横にずれた。
「広〜い!それと明るい!」
「火、水、土、風、光、闇、無。7大属性のマークが各部屋のドアにある!」
「お二人とも備品は触れてはいけませんわよ」
大広間と言うだけあって広さは半径100メートルくらいあり、机やソファーなども置いてある。そして壁側に均等な距離でドアが8個あった。
「レンスレッテ、これは何?」
「これは広範囲の《リバースレイン》の魔法陣ですわね」
「レンスレッテさんこっちは?」
「それは半永久型のライトですわ」
ネナとララーシェが大広間を見て回るのにレンスレッテを連れて行き説明を求めている。その間にエドバは何もマークが無いドアをソルロの案内のもと共にそのドアの部屋に入った。
「初めましてかな?改めて自己紹介をさせてくれ」
部屋に入るなりドアが閉まり、骸骨はその場で崩れた。そして部屋の奥から男の声がし、エドバはそちらを見る。
「其はソルロ・フィセル。よろしく」
「フィセル…デズモーラ大陸で魂の研究をしている一族…こちらこそよろしくお願いします」
見えたソルロの姿は身長180センチで体格はしっかりしている。髪と瞳の色は同じ色で茶色だった。
「其の一族を知っているとは、さすが特待生と言ったところか」
「…それで、ソルロ先輩。私に何かご用ですか?」
エドバのとある言葉にソルロは反応し、苦笑を漏らす。
「先輩…か、わざと学年を言わなかったのに。礼儀がしっかりしてるな」
「ありがとうございます」
エドバの律儀さに嘆息しつつソルロは姿勢を正して言った。
「其の魔法と戦ってくれはしないだろうか」
いかがでしたでしょうか。
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次回は6月15日の19時を予定としております。




