第44話 剣術探求サークル 魔法研究サークル
お待たせしました!
第44話をお楽しみください。
レンスレッテの案内はその後も続き、本が数万冊置いてある図書室、自主修練場、学生寮、第1訓練所、昨日授業で使った第2訓練所の順に回り、今、エドバ達は第2訓練所から出て第2訓練所と校舎を繋ぐ廊下を歩いているところだった。
「第2訓練所は魔法専用に対して第1訓練所は剣術や体術などの武術系専用なのですね」
そう言いながらエドバは第1訓練所の構造を振り返っていた。
第1訓練所は第2訓練所とは外観から違い、5角形の様な形状で内側の壁には物理、振動、斬撃の3種類の耐性結界が貼られていた。
「専用の訓練所を作る事で多種に渡る差別問題や技量の上達の課題をクリアしていますわ」
「差別と言ってもこの学院には無いに等しいけどね」
レンスレッテの言葉にネナが補足を入れて話した。
「あるにはあるんですね」
「流石にゼロには出来ませんよ、まだ発言しない事を褒めるべきだと言う人もいますし」
差別問題の事をエドバに教えるネナ。
「そうなんですね。ところでレンスレッテさん、どこに向かっているんですか?」
ネナの説明に相槌を打った後、エドバは前を歩くレンスレッテに行き先を聞いた。
「次は各サークルを紹介しますわ」
「エドバさんはどこのサークルに入るか決めてるの?」
「「ッ!」」
ララーシェの言葉にレンスレッテとネナがピクリと反応し、エドバの言葉を待った。
「いえ、今のところ決めて無いですね。と言うのもサークルの活動を何も知らないので決め兼ねています」
「納得ですわ」
エドバが決め兼ねている理由に納得したレンスレッテは次のネナの言葉にハッとなった。
「エドバ様、もし、自分に合ったサークルがなかったら、自分でサークルを作りますか?」
「いいえ、作りません」
「……そう、なん…ですね…」
ネナの質問にはっきりとした口調で言うエドバにネナはとある事は事実だと確信してしまった。ネナの様子が変わった事に気が付いたララーシェは声を掛けるも、話し掛けた時には元に戻っており、「どうしたの?」と逆に心配された。
「着きましたわ、まず一つ目のサークルは剣術探求サークルですわ。主な活動として剣の女王と呼ばれている。剣帝、ヘレナ様を目標にして日々努力をしています」
そう言ってレンスレッテは木造の建物に入っていく。両開きの引き戸の上には大きく剣術探求と書かれていた。
中に入るとサークルのメンバーが木刀や刃を潰した鉄剣を使って1対1の試合をしていた。
「このサークルにはローユさんやシャバーさん達が加入していますわ」
天井は5メートル。横幅と奥行は100メートル弱はあり、そこの見渡せばかなりの人数がいて、その中にはローユ、シャバーはもちろんの事、ガンズやアフニもいた。
「そう言えばレンスレッテさんは今日はサークル活動休んでるの?」
「……ええ、そうですわ。では次のサークルに行きましょう」
ララーシェに答えつつレンスレッテは何かから逃げる様に剣術探求サークルを後にした。
「次のサークルは私が入っている魔法研究サークルですわ!主な活動は魔法への理解と応用力を研究し、実演するサークルですわ!」
自身が加入しているサークルだからか少しテンションが高いレンスレッテはエドバ達を連れて厳重に結界が貼られた建物に入っていく。
「「キャャャァアアアアア!!!!!!」」
その数秒後、レンスレッテとネナの叫び声が響いた。
いかがでしたでしょうか。
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次回は6月1日の19時を予定としております。




