第43話 学院案内
お待たせしました!
ゴールデンウィーク毎日投稿最終日!
第43話をお楽しみください。
授業の終わりを知らせるチャイムが鳴り、教室に戻って来ていたエドバはレンスレッテにお昼に誘われ、食堂の2階で昼食を食べていた。
「2階はグループエリア。3階のスイートルームエリアとは違って個室ではありませんが4〜10人のグループを想定して席が作られていますわ」
「そうなんですね。では1階は何エリアなんでしょうか?」
8人掛けの円形状の席に座っているメンバーはエドバ、アルミス、ネナ、ララーシェ、レンスレッテ、サネット、ソフィラスの7人で座っていた。なおエドバとレンスレッテは1番遠い対角線状で隣の席にはシャバー達が座っている。
「1階は〜フリ〜スペ〜スエリアって言って〜誰でも安価で美味しく食べられる料理があるんだよ〜」
エドバの疑問に隣の席からひょこっと顔を出したシャバーが答えた。
「隣の席の方は黙っててくださいまし」
「は〜い」
そう言ってレンスレッテがシャバーを睨んだが怯える様子はなく、気の抜けた返事をして戻って行った。その後、後ろから「ちょっとシャバー行儀が悪いわよ」と言うアフニの声が聞こえて来た。
「ところで…なぜアルミス様がいるのですか?そしてアルミス様がお食べになったいるのは…」
レンスレッテの言葉にネナだけがピクリと反応し、他の人達は反応が薄い。名前を呼ばれたアルミスは食べていた手を止め、頭に疑問符を浮かべながらレンスレッテをチラッと見て、何もない事を確認し食事を再開した。
「朝言っていた手作りのお弁当ですね」
「「エドバ様の手作り(お)弁当!?」」
サネットの言葉にバンッと机を叩きながら立ち上がったレンスレッテとネナはサネットを見た。
「エドバ様!私の分は!?」
「あると思いますか?」
「思います!」
「無いですよ」
エドバはレンスレッテがアルミスの事に触れてから、ネナの質問を予想していたのか食べる手を止めていて、即答の即答。エドバに「無い」と言われてもネナは引き下がらなかった。
「なら明日、作って来てください!」
「すみませんが明日からしばらく学食を食べる予定でして…」
「なら次作る時で良いので!」
「ネナはなんでそんなにエドバさんのお弁当を食べたいの?」
一歩も引き下がらないネナを見てララーシェがネナに聞いた。
「アルメリア学院長から聞いたんだけどね、エドバ様の作った料理は絶品なんだって!一口食べたら忘れられなくなるくらいの美味しさなんだって!」
興奮して喋るネナの言葉を聞きながらエドバは心の中で「絶対独自解釈してるな」と思いながらお弁当の残りに手をつけた。
「ふ〜ん、でもエドバさんが作ったってサネットさんもエドバさん自身も言ってないよね?」
「あ」
ララーシェの言葉で我に返ったネナはサネット、エドバの順で顔を見る。2人とも苦笑いをしていて、ネナはガックリと肩を落とした。レンスレッテも何も言わなかったが少し残念そうにしていた。
「ご馳走様でした。主!美味しかった!」
「それは、本人の前で一緒に言いましょうね」
「わかった!」
その会話でエドバが作ってない事が確定して、より一層方を落とすネナであった。
昼休みが終わり、午後の授業が始まった。授業内容は近々始まる剪定騎士大会の予選の事だった。
プルーニングトーナメントとは。各国の各校から代表選手を選び、競わせてどの校が1位か決めるというもの。
特待生の1年生は無条件で出場でき、エドバの場合、出場は団体戦のみ。それによりソロの枠が一つ空き、去年3位という順位だったため、もう二枠空きが出来た。との事だった。数名から睨まれたエドバだが気にした様子もなく、授業を終えた。
「お待たせいたしましたわ。ではエドバ様、学院をご案内させていただきますわ」
「お願いします」
「「お願いします」」
準備が出来たのかレンスレッテが教室から出て来て、早速案内しようとするがエドバの他に2人いるのに気付き、レンスレッテはその2人に目を向けた。
「なぜ、ネナさんとララーシェさんも一緒に来ようとしていますの?というか貴女方、サークルはどうしたのですか?」
「まだ入ってないよ」
「同じく」
それを聞き、レンスレッテは溜め息を吐きながら「このまま行きますわよ…」と言って案内を始めた。
「まず、こちらが、中央ホールですわ。中央ホールには様々な掲示板があり、サークルの募集や年間の予定など、単位表もあそこに掲示してありますわ」
そう言ってレンスレッテは手を単位表に向けた。
〈単位表〉
1年生。
ユネセシア・アンジェルース。単位5。
ウェッナ・イマジクト。 単位3。
シャバー。 単位3。
ミレーセ・リッターオルデン。単位3。
アフニ・イミテルラ。 単位2。
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「そして奥に見えるのがエドバ様も登った事がある、中央階段になりますわ」
中央階段は人が数十人並んで登れる程広く、2階から3階へ行く階段は中央階段の端から湾曲して作られていて、上の階から中央ホールが見えるようになっていた。
「2階が2年生の教室、3階が3年生の教室ですわ。そして中央階段の両端にある筒はは重力魔法式エレベーターの入り口ですわ」
そう言うレンスレッテは興奮した様に話す。
「この重力魔法式エレベーターは当学院が世界で唯一設置されたのですわ!」
「「うんうん!」」
「凄いですね…」
そう言いながらエドバは「どんだけ頼み込んだんですか??」とアルメリアに後で聞き、アルメリアは苦笑しか返さなかった。
いかがでしたでしょうか。
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次回は5月18日の19時を予定としております。




