第36話 合流
お待たせしました!
次回でアナイアレイトは終わります…
それでは第36話をお楽しみください。
サイド [ネナ・ダーイヴァエト]
南側に近付くに連れ辺りが緑色に光っている。これはおそらくサネットの《スピリチュアルフィールド》。これにより闇夜の暗闇の中でも戦えているのだろうと予想が出来る。そして言葉が微かに聞こえる距離まで近付いた時、ララちゃんを斬ろうするレンスレッテが目に入った、その瞬間、ララちゃんとレンスレッテの間にグランドソードが突き刺さった。
「うわぁ〜…」
後1秒でも遅ければララちゃんは確実に 退場していた。到底常人には出来ない所業。それを平然と遣って退ける者に顔を向ける。
「って!いない!どこに行って…」
音もなくいなくなっていたエドバ様の行方をウェッナ達の方へ向かいながら探す。
「……まさかね…………ハァ〜…」
エドバ様の性格を考えればすぐに見つけていたであろう場所に目を向けた。案の定と言うべきかグランドソードの柄の部分にその姿はあった。
「これは…」
突然目の前に現れたグランソードにさすがのウェッナも動揺してるみたい。
「こんなことも出来たのですね、エドバ様」
そんな事を思っているとグランソードの向こう側からレンスレッテの声が聞こえて来た。若干、声が震えているけど、その震えは果たして恐れからか、それとも別の何かか…
「あ!ネナさん!」
「やっと来た!って言う事はこれが…」
「ネナ!」
近付く私にソフィラス様、ウェッナ、ララちゃんの順に気付き、ウェッナは自身の目の前にある剣が誰の力か分かったみたいね。
「お待たせ3人とも」
「タイミングバッチリよ」
「そうですね。ところで…エドバさんはどこに…?」
再会するなりサムズアップしてくるウェッナに私も同じ様にサムズアップして、ソフィラス様にエドバ様の居場所を教えるため手を動かす。
「エドバ様ならあそこにいるよ」
そう言って私は突き刺さっている剣の柄を刺した。
「上?ですか…」
「あんな所にいたのね…」
「…………」
2人が上を見上げてエドバ様を見つける中、さっきからララちゃんはエドバ様の事を見つめている。きっと…
「ララちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫。けど不思議なんだ、エドバさんに助けられるのこれが初めてじゃない感じがする」
「そっか…」
これが言っていた弊害ね。全不様経由で聞いていたけど、どれぐらい保つか…
「ネナさん、あとどれくらいですか?」
グランソードが柄の部分から少しづつ消えていく。柄に立っていたエドバ様は地面にスタッと着地して、まだ私達にはグランドソードで見えないレンスレッテ達を油断無く見ながら確認して来た。それに私は正直に言った。
「あと12分です」
「そうですか」と言ってエドバ様は私達を見た。
「まだ戦えますか?」
「「「「もちろん(よ・です)!」」」」
私達の返事を聞いたエドバ様は薄く笑みを作り頷いた。私は知っている。いや、今の質問をした時点で、この後に何を言うのか察していた。
「じゃあ後はお願いします」
「「「え?」」」
「……」
3人が間の抜けた言葉を発するが私は心の中で「やっぱり」と思った。
「魔力がもう無くてエンチャントすら使えません」
アルメリア学院長が言っていた。エドバ様は平民よりも魔力量が少ないと。
「《嵐槍》っ!」
「それにしては多くの魔法を放っていたなぁ」と私が視認したエドバ様の魔法を数えていると、グランソードが首の高さまで消えている事に気付き、グランドソードで見えなかったレンスレッテ達の様子を見るべく視線を動かした時、待っていましたと言う様にレンスレッテが魔法を放って来た。
「《捻じ曲げよ》」
「2発とも無効化されてしまいましたわね、けれど…」
「ふぅ〜…」
「それも限度があるみたいですわね」
見たところ《天の衣》は解除されている。って言う事はサネットの魔力が尽きたって言うことになる。
「ネナさんの魔法、凄いですね…」
「そうね…サネットの 契約した存在が居なくなってる。魔力切れになったって事ね」
「レンスレッテの光る鎧も消えてる」
3人も現状の把握している。エドバ様は普通に立ってはいるものの少し辛そうに見える、そんな様子のエドバ様から声を掛けられる。
「頑張ってください」
「っ!」
簡単に言ってくれちゃって…レンスレッテを相手すると言う意味を分かっているのかな…
「見ていてくださいね、エドバ様」
これはある意味、試験だ。
いかがでしたでしょうか。
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次回は3月30日19時を予定としております。




