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ジェネラリーナイト  作者: 星芽龍英
第1章 始まりの竜
32/70

第31話 アルアエル

読者の皆様。

あけましておめでとうございます。

今年も本作ジェネラリーナイトをよろしくお願いいたします。

新年の挨拶を早々に切り上げまして。


第31話をお楽しみください。



 




 サイド [氷河の森・南側]




 「ッ!サネット!すぐに詠唱を!他の方はウェッナ以外の妨害に専念!詠唱の時間は稼ぎますわよ!」

 「はい!」

 「「「「「わかりましたッ!」」」」」



 クカルナの攻撃の跡に戦慄している中いち早く我に帰ったレンスレッテはその戦況を不利と判断し、仲間に指示を出した。



 「(クカルナ…希少とされている空間を司る精霊。主な攻撃方法は自身の魔法制御が届く範囲内だけを切り裂く不可視の刃。直近では初めて見ましたわ、これ程の威力がありましたのね)」



 そう思考しながらレンスレッテは向かって来るララーシェとソフィラスを狙って無詠唱で魔法を発動させ、同時に自身も契約した存在(エグジスタンス)の詠唱を始める。



 「クッ!ウェッナッ!レンスレッテとサネットが詠唱を始めた!」

 「どこまで実力をっ隠しているんですかね、レンスレッテさんは!」



 レンスレッテの魔法を避けながらウェッナに報告するララーシェ。それと同じく魔法を避けながらソフィラスは噂以上にレンスレッテの実力がある事を実感した。そのソフィラスの言葉を聞いたウェッナは当たり前の様に言った。



 「当たり前じゃない。あの子の親を誰だと思ってるの?」

 「「あ〜」」



 その言葉を聞いた瞬間ララーシェとソフィラスの頭に嵐雷と呼ばれる1人の男が過ぎり納得した。




 「まぁ、流石に無詠唱で魔法を放ちながらエグジスタンスの詠唱を同時に出来るなんて想像してなかったけど」



 自分の予想の斜め上を行くレンスレッテの立ち回りに感嘆の言葉しか出ないウェッナだが…



 「こっちにだって負けられない理由があるのよ!全力で行くわよッ!」

 「「あははは…(資金ね・ですね)」」

 「な、なんかウェッナいつもと違くない?」

 「そ、そうだね」


 戦意を爆発させるウェッナに苦笑する2人とは別に事情を知らない者は戸惑っている。



 「【ーー舞い降りよ、天を守る翼】」

 「【開かれよ、無冠の扉】ッ!」



 そんな事は構わずレンスレッテとサネットは詠唱を終え、空中に魔法陣が2つ出来上がる。



 「ララーシェ!ソフィラス様!名前を紡がせないで!クカルナは他の妨害に徹して!」

 「「了解 (しました)」」

 「了」



 ウェッナの指示に従い動き出したその時、底冷えする程の風が吹き嫌な汗が背中を伝い、東の空を無意識のうちにウェッナは見上げていた。それにより動きが止まってしまいサネットにエグジスタンスの名前を紡がれてしまった。



 「アルアエル」

 「はっ!」



 サネットの言葉に呼応し魔法陣が青く光、その中から白い翼を生やした人が現れる。その姿が意味する種族は紛れもなく神の従者と名高い天使であった。



 「アルアエル、ブレイズレイン」

 「承りました」



 サネットの指示を承諾したアルアエルは即座に行動し、空に無数の輝く矢を展開。そして展開した瞬間にウェッナ、ララーシェ、ソフィラスの3人に向けて次々と放つ。



 「クカルナッ!」

 「承」



 それに対抗する様にウェッナはクカルナを防御に回し自身は転移でレンスレッテの背後に移動する。



 「ハロー、レンスレッテ。(ここでニヒナなんか呼ばれてたまるもんですか)」

 「ウェッナもっ来ましたのねっ!」



 瞬時にウェッナの手を逃れるレンスレッテはララーシェとソフィラスの攻撃を受け流しながらウェッナも来たことを確認した。



 「悪いけど無効化させてもらうわよ」

 「させるとでも?」



 演奏暗解を使おうとしたウェッナに炎の槍が降り注ぎ不発に終わる。



 「クッ…クカルナに対応させてた人達が応援に来たわね…」



 炎の槍が飛んで来た方向見るとサネット含む7人がこちらに向かって来ていた。ウェッナがまずいと思った時、空が完全に闇夜になり、アルアエルのブレイズレインは展開してる間に消えて行く。



 「な、なに?魔力がごっそり削られている?」

 「サネットッ!グッ魔力消費がいつもより多くッ!《疾風迅雷》ッ!」

 「これは…まさかっ…」



 急な魔力消費に驚いて頭を抱えるサネットに気付きウェッナ達3人を相手にしていたレンスレッテは疾風迅雷の速度を活かし一瞬で距離を取った。アルアエルは何かに気付いたのか空を見上げた。



 「ララーシェ!ソフィラス様!気にせずレンスレッテの妨害に行ってッ!クカルナもお願い!」

 「容赦がないですわねっ!けれど遅いですわ!ニヒナッ!」

 「は〜い」



 レンスレッテ達の様子など気にも止めずウェッナはララーシェ、ソフィラス、クカルナにレンスレッテの後を追うが距離が開き過ぎているため名前を紡がれニヒナが現れる。



 「クカルナッ!遮断結界ッ!」

 「了」



 ニヒナが現れた瞬間ウェッナはクカルナに指示を出し、ニヒナを囲う様にクカルナは遮断結界を発動させる。



 「甘いよ〜ット」

 「……」



 疾風迅雷を使いニヒナはするりとクカルナの遮断結界から逃れている隙にレンスレッテはウェッナに近づきニヒナの能力で威力を倍加した魔法を放った。



 「《大嵐刃》ッ!」

 「《空間連結》ッ!」



 放たれた大嵐刃にウェッナは目の前の空間とレンスレッテの横の空間を繋いで大嵐刃をレンスレッテの横の空間から出る様にし、距離を取った。



 「《疾風迅雷》タイミングが遅かったですわね」

 「クッ!」



 大嵐刃が空間連結に当たる瞬間、レンスレッテは疾風迅雷を発動させ瞬時にウェッナの背後を取るが、それを予想していたかの様にララーシェとソフィラスが現れ、レンスレッテを攻撃することにより少しの時間が出来、その隙にウェッナは転移で移動した。



 「このままじゃジリ貧よ…」

 「そうだね、あっちは人数もエグジスタンスもこっちより多い」



 ソフィラスに一旦レンスレッテを任せて来たララーシェがウェッナの言葉に同意した。



 「せめてもの救いはネナの魔法かしらね」



 そう言ってウェッナが空を見上げた時、東側で退場(エリア・アウト)の光が7つ立ち上がった。



 「一気に7人もエリア・アウトにしたの⁉︎あっちは一体なにが起きているのかしら…ん?ララーシェ?」



 あたふたしている自分とは真逆で静かに東の空を見つめているララーシェに気付き声をかける。



 「今のエリア・アウト全部エドバさんがやった」

 「はぁ〜、暴れていますね、ウチのリーダーはっと、こっちも負けていられないわね」



 肩を竦めながら飛んで来た魔法を躱してウェッナはソフィラスを助けるために動き出した。



 「………」



 ウェッナが行ってから数秒後にララーシェも動き出した。

 身に覚えのない感情をそこに置いて。





いかがでしたでしょうか。


質問や感想、コメント、改竄点などを頂けると嬉しいです!

下の⭐︎を押して評価、応援、ブックマークに追加をして頂けると幸いです。


お気付きの読者様もいるでしょうが

今日でジェネラリーナイトは1周年を迎えました!

1周年記念に主人公、エドバのビジュアルを描こうと考えてたりしていましたが

まぁ、間に合わず…

今年中にエドバのビジュアルは描きます(絵は下手ですのでご期待なさらず)

私、星芽龍英のX(Twitter)も年内には始めますのでどうぞよろしくお願いします。


次回は1月20日の19時を予定としております。

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