第26話 氷河の森
お待たせしました!
第26話をお楽しみください。
「もう直ぐね。今回はどんなステージなのかしら…」
第2訓練所に常備された時計を見ながらウェッナは殲滅戦のステージを気にしていた。
「シルレ先生だからね〜、予想外のステージは選ばないでしょ」
ネナの言葉に頷く一同だか学院に来てまだ2日のエドバは首を傾げた。
「どういう事ですか?」
「私達が言うのも変なんですが、エドバさんは初日ですからね、知らないのも無理はありません」
エドバの疑問に答える様にソフィラスが話し出した。
「アナイアレイトには専用のステージが何種類か用意されているんです。私が知っているステージは溶石地。氷河の森。地下洞窟。暴風の谷。常闇の島。この5つですね。ウェッナさんは何種類あるか知ってますか?」
ソフィラスに聞かれたウェッナは満面の笑みで言った。
「知っているわ、その5つ以外に後2ステージ存在するけれど秘密」
「勿体ぶってないで言っテ!!!痛い痛い痛い!痛いよ!!ほっぺ引っ張らないでララちゃん!」
「後30秒で転移だから静かにしてネナ」
ウェッナに絡もうとしたネナをララーシェが物理的に抑え、転移の時間を教えた。
「皆さん、転移まで30秒を切りました。残り10秒になったらカウントダウンが始まります」
シルレが生徒達に風魔法で自身の声を届け、転移まで残り30秒を切った事を伝えた。その20秒後。4チームの丁度中央に10という数字がホログラムで現れた。どうやらカウントダウンが始まった様だ。
10
「では皆さん作戦通りに」
9
「「「了解 (したわ・です)」」」
「は〜い」
8
「皆さん」
7
「全力を出して」
6
「頑張ってください」
5
「「「「「はい!!!」」」」」
4
「それでは」
3
「団体戦」
2
「アナイアレイト」
1
「開始!!!」
0
床に巨大な魔法陣が描かれ、シルレと生徒達は一斉に転移した。
***
サイド [エドバ]
転移して真っ先に見た景色が凍りついた、いいや、氷で出来た森。ということは…
「氷河の森か…ウェッナさん索敵は出来ますか?」
「今やってる」
景色に浸るのをそうそうと切り上げ、空間魔法が使えるウェッナさんに索敵をお願いしたがもうやっていた。流石だな。
「赤が左、黄色が右、青が真正面といったところね。黄色は既に広範囲魔法を詠唱してる。どうする?エドバ?」
そこまでわかるのか、凄いな。
「予定通りお願いします」
「了解。ララ、ソフィラス様私に捕まって」
「「わかった (りました)」」
「それじゃあまた後で」
そう言い残してウェッナさん達は無詠唱で転移した。
「無詠唱か……それじゃ私達も行きますか」
残ったのは私とネナさんの2人。
「エドバ様ちなみに移動は…」
「魔力消費を抑えるためにも徒歩ですが…」
「ですよね〜…」
重い空気がネナさんから感じられるが無視をし魔法を行使する。
「【氷河の河。氷結の道。全てを閉ざし、進む道以外切り捨てよ】《アイスロード》」
鍵言が紡がれた後前方に人1人が入れる程の分厚い氷のトンネルが出来上がった。
「……」
「行きます」
「…はい…」
元気がないネナさんを連れ氷のトンネルに入った。
***
サイド [氷河の森・南側]
「【天から落ちる光、それは神の怒りと同義。故に焼き尽くされろ、雷に貫かれて】《万雷の雨》」
鍵言が紡がれ、いつの間にかあった雨雲からいくつもの雷が降り注ぎ雷鳴が鳴り響く。
「さすがあの嵐雷の娘ね。超級を平気な顔してポンと撃ってくる」
「どうします?」
「話した通り。私が8人持つわ、その間に2人は1人を素早く倒しなさい」
「「了解」」
黄色チームの近くに瞬間転移したウェッナ達は軽く戦法を確認し、まずウェッナから仕掛けた。
「【空間の覇者に願う、他の追随を許さない力を今ここに】」
「この詠唱は!ウェッナ・イマジクトの!《疾風迅雷》!!」
いち早く気付いたレンスレッテはウェッナの魔法範囲から抜け出そうとするが。
「《マイルーム》」
その前にウェッナが鍵言を紡ぎ、不可視の壁が形成されたと同時にレンスレッテ達は体に掛かる重力が倍以上になった事を感じ、膝を付く者が大半。
「いい判断してるわね、レンスレッテさん」
「貴方方も良い作戦を考えた物ですわね」
いかがでしたでしょうか。
質問や感想、コメント、改竄点などを頂けると嬉しいです!
下の⭐︎を押して評価、応援、ブックマークに追加をして頂けると幸いです。
次回は11月18日の17時を予定としております。




