第19話 戦闘の前
第19話をお楽しみください!
「シルレ先生〜4人同時に戦うってどう言うことですか〜?」
エドバとシルレの近くまで来たレンスレッテ、ローユ、シャバーの三人の中から代表するようにシャバーがシルレに聞いた。他2名は先を越されたという不服そうな顔をしている。
「貴方達4人は力がこのクラスで突出しています。それに加え少なからず戦闘経験を持っている。それを加味して貴方達には激しく高度な戦いを他の生徒達に見せて、魔法に関する好奇心を刺激し魔法に対する理解を深めて貰いたいとエドバさんから提案がありました」
「それをシルレ先生は許可したと?」
「ええ、そうです」
ローユの問いに頷いたシルレは3人を見つめた。
「ですが、強制ではありません。参加の可否は自分で決めてください」
ここで拒否をするにはプライドが許さないと顔で物語っている三人を見てシルレは「さっきの言葉はいらなかったかな」と苦笑いをしながら話を進める。
「全員参加するで良いですね?」
「「「はい!」」」
「では」
三人の返事を聞いたシルレは設置型の結界作製機器を起動しエドバ、レンスレッテ、ローユ、シャバーの四人に結界を貼り、生徒達があまりいない場所に向かう。
入学試験上位の者達と特待生が教師の後について行くところを見た生徒達は何が起こるか興味をそそられて、その後をついて行った
「なにが始まるんだろうね〜」
「気になるの?ネナ」
一個の集団となりつつある列を見ながらネナと呼ばれた女子生徒は声を掛けて来た友人に「それはもちろん」と言った。
「て言うか気にならない人はいないんじゃないかな?ララちゃんは気にならないの?」
ララと呼ばれた女子生徒は無表情でエドバ達の事を見ながら言った。
「気にならない」
「ここに1人いたか……ねぇ、ララーシェちゃん!一緒に見に行こ!」
「なんで今フルネームを…はぁ、わかった、いいよ」
ララーシェは少し考えたがこうなったネナは何を言っても聞かないため抵抗を諦めた。
「やった!じゃ早く行こ!」
「ちょ、ちょっとネナ手を引っ張らないで」
嬉しそうに声を弾ませたネナはララーシェの手を取ってエドバ達を見に走り出した。
「さて、人が多くなりましたね。まぁ、予想はしていましたが、まさか全員見に来るとは…」
集まった生徒達を見て何とも言えない感情になるがそれは横に置いて、準備万端ですと言わんばかりに構えている4人に向けて話した。
「念のために確認をします」
風魔法で4人に声を届ける。声が届いたのか4人がシルレを見た。
「ルールは先程話した通り、結界破壊で行います。禁止事項は契約した存在の召喚。魔法は上級まで。武具の使用は各自で決め。それに加え完全個人戦とし、結界が破壊された場合、即座に離脱してください。もしもの時は私が入ります」
シルレの言葉が終わって4人はシルレに頷いた。それを確認したシルレは右手を上げた。
「私が魔法を放った瞬間が開始の合図です」
その言葉で4人は構え直し開始の合図を待つ。
「では行きますよ…」
背後にいる生徒達に向けて言って、鍵言を紡いだ。
「《純氷壁》」
魔法が発動し、生徒達の守るように純氷の壁が出来上がった。そして4人は動き出す。
いかがでしたでしょうか。
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次回は8月12日の17時を予定としております。




