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電光怪人チェイン〜ヒーローになりたい僕と26のチートな力〜  作者: 蒲竹等泰
番外S 雷と人工彗星
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劇場版2

街に銃声が響く、


「なんなんだこいつら」


正児の拳銃から放たれた弾丸は襲いくるロボットのこめかみを正確に射抜く。


「わからん、全部見覚えはあるが……」


タイヤを打ち抜きスリップさせた後蹴り飛ばして無理やりその車体を倒し、

メインコンピュータを数発射抜く。


「戦闘用ではないな、一般用ドローンだ」


神座市の手榴弾が4体まとめて吹き飛ばす。


「一般用ドローン?郵便用に介護用、運送用に店員用」

「……ったくロボットってのは役目に似合わずどれもパワフルで困るな!」


一本背負い

脊椎回路を踏み砕く。


「………ったく、キリがねぇな」


「頼りすぎたツケというやつだ」

「………怪物共の能力なのか?」


小木と神座市の弾丸が機械物の波を突破する。


「ヘリは来るか?」


「要請はした、しかし今日はパイロットは皆非番だ遅くなる」


「裏組織のくせにホワイトすぎんだよ、シフト管理はしっかりしろってんだ」


銃のグリップで殴り飛ばすと同時に弾倉を装填、

再度1発一体砕いて進む。


敵は本来戦闘用のものではない、

人だなんだを持ち上げる怪力も振り回すだけなら彼らに勝てはしない。


「おっと、少し強力になってきたな」


現れたのは銀行などの番人用ガードロボット、

見上げるがたいは2m、

体重約1t

その機構全てを拘束に投入し、

その装甲は並の弾丸じゃぁ通らない。


「1体だ、手伝え」


「あ?おい、ちょっと


彼の言葉の届かぬまま

神座市は銃をしまい敵に突撃する、


繰り返すようだが敵は拘束に特化したアンドロイド。

たとえ誰かに操られていたり、AIが暴走したとしてもかけられたリミッターは作り直す以外に外すすべは無い。

それは手段と箇所の制限(リミット)

人に暴力を振るうことを前提としたロボットあって当然だ

これにより第1発目は比較的死亡率が低く、拘束力の高い足が優先して狙われる。


ゆえに体勢さえ調節しておけば1発目だけなら簡単に予測できる。


足払い


それを踏んで神座市は跳ぶ、


ドンドンドン!


連続で放たれた3発は通るわけない、しかし意味が無いわけではない。

0.34秒

リミットを一段階解除(対象危険物所持)させることによって生じる他の行動不可なラグ、


その半1秒で彼女は敵の頭上を飛び越え、

着地

その瞬間


バシュン


昼の道路がさらに明るくなる


ロボットの鳩尾あたりから閃光弾が射出されたのだ。



なおコイツ、ここまででわかるかもしれないが

かなりのポンコツである。


最初の方の攻撃はかなり単調、

大ぶりかつ避けやすい、

しかも攻撃されない限り多対一を行おうとしない。


だから


「よっと!」


敵は小木に無防備にその背中を晒している。


彼の投擲した野球ボールよりやや小さいそれが

繋いた糸を引いた瞬間起爆する。


周りを吸い込むような風と共に爆発する。

けして威力は高くない、

しかし、

敵の足関節を狙えば破壊できずとも

その巨大を倒すことは可能だ。


「見えてるか、神座市!」


「ああ、はっきりとな!」


貫けないナイフをその首に刺し込む。


「はっ!」


そして倒れる力に反すようにナイフを蹴り上げる。


いくら強固と言ってもある程度柔軟の求められる関節、硬い装甲では覆えない場所が少なからず存在する。


自重による倒れる力、

その逆へ働くナイフを押し込む力。


バキンと何かの壊れる音がする。


『ガギッ……ギッ………ブゥン………』


色々なセンサーや大切な部品が仕込まれた脊椎ボックスを破壊されガードロボットは機能を停止する。


「………やったか?」


「おい、バカ!」


鋭い蹴りがなんとか回避した彼女の腕を擦る。

焼けるような痛み、

いや、実際に焼けたらしい、

彼女の薄い皮膚は引き剥がされ肉と血が見えている。

そんな残された跡を見ずに彼女は舌打ちする。


「もう一体いたか」


「お前、本当に索敵が雑だよな」


「………気をつけてはいるんだがな」


「変われ、俺がやる」


「手伝う……いや、手伝わせろ」


「…………なら、チャンスを作るあの技だ合わせろ」


「わかった」


神座市は彼に自身の拳銃を投げ渡す。

これにより怪我をし武器も手放した彼女の危険指数は下り、優先攻撃対象は彼のみに絞られる。


銃2丁、同型機の破壊などなどでさらに対象レベルは上昇。


バイザーの色は赤へと染まり

武術の仕様が解禁される。

そして………


殺害の可能性がある場所への攻撃が解禁される。


胴や腹、

流石に頭は狙われないが、

鍛えてない奴なら一撃で死ぬ。


「まぁ、スキャナで俺たちは丸裸」

「敵の武器の数から筋肉の量までまるわかりだからそうそう死なないんだけどな」


小木がしゃがむ、

その半1秒後、

壁をえぐり取る横薙ぎの蹴りが通り抜ける。


「今の狙いは肩か?」

「初撃にしては危険すぎるだろ……!」


首をへし折られかねない一撃に冷や汗を垂らしながら彼は拳銃を抜く。


ダン!

ダン!

ダン!


3発の銃声、


弾丸を弾丸が、弾丸と共に撃ち抜くことでセンサーの1つが破壊される。


その瞬間ガードロボットは変形を開始する。


装甲の一部が開き放熱板がさらされる。


ひっくり返った装甲が角のようになり、

もはやその姿鬼人のようだ。


「あんだこいつ?装甲剥いだら意味ねぇだろ」

「弱点さらして


彼は体を急速でひねる。


砕け散る壁、


()っや!?)


「馬鹿かお前は!」

「殺害許可モードを甘く見過ぎだ!」


「こんな簡単に殺人が許可されんのかよ!?」


「だから生産中止、使用禁止になったんだ!」


「知らねぇよ、早く言えそんなこと!」


敵排熱部へナイフを突き刺す。


パキン!


「いっ!?」

「おい、ナイフが砕けたぞ!?何の漫画だこりゃ?!」


折れたナイフを捨て2本めで外部装甲を狙うも、


ポッキン


「役に立たねぇ!?」

「おい本部!早太が使ってた斧持って来い!」


『なに?それは面白い、ならばより有効な武器がある、失敗作ではあるが……なに、威力は折り紙付きだ』

『すでに君へドローンが派遣された受け取りたまえ』


音速運搬用ドローンがものの数秒で飛来する。

下に掴む頑丈なボックスは小さな爆発と共に射出される。


バシュン!


「通知から到着まで早すぎるわ!?」


射出された黒いコンテナは爆ぜ、

新型近接射撃端末が飛来する。


「よっと!」


アンドロイドの背を踏みそれを掴む。


《対特殊生物制圧用近接射撃兵装-太陰貴人 起動》

《生体認証完了:コード01-OPPRESSOR小木正児》

《使用許諾確認、エネルギー残量100》


「なんか、影響受けすぎてないか?」


着地と同時に敵の蹴りを躱し懐に入り込み、

あのときのようにゼロ距離でトリガーを引く。


しかし、


「………ん?何もでねぇぞ?」

「ん、あ、でも発光色にちょっと変化が……」


《スキャン開始、完了、対象脅威度レベル2》

《チャージ完了》


「やっぱ、影響受けすぎだろ!」


引き金を再度引く


その瞬間


《STAGE-3:BOMB》


ズドン!


収束した光弾が放出される。

良く見えなかったが弾丸がでかい、

この銃口から出たとは思えないほどに。

そして


バシュン


触れた部品周辺をえぐり取り弾丸はその機体の前面半分を無に帰す。


《現在のエネルギー残量は70》


「びっくりするわこんなの!?」


正児もさすがにこの威力にはドン引き、


「ふむ……たしかに怪物にも効果はありそうだが……」

「構え、撃つまでにラグがありすぎるな」

「たったの一秒でも何をしてくるかわからない怪物共相手にはほぼ戦力にはならんだろう」

「失敗作と呼ばれるのもソレが由来か?」


「まぁ、人間が相手じゃなく動きも読みやすい今回ならわりかし有効だな」

「でもなぁ、今ので2って、上限はいくつなんだ?」

「まさか10?」


「次、あいつに撃ってみろ」


彼女の指差す先、

それはいくらか前に流行ったロボットペット、

合金製のお硬い体を震わせながら

歯をむき出しにして唸る、

威嚇ポーズまでしっかりと再現されている。


《対象脅威度0》

《対象への使用は推奨されません、トリガーをロックします》


「撃てなくなった……?」


「ふむ、聞いてた話通りの性能ではあるようだな」


「どういうことだ」


「つまりだな……貸してみろ」


「おう」


手渡されたデバイスを彼女は構える。


《対象脅威度レベル1》

《STAGE-1:BULLET》


ドン!


銃声が響く、

ロボットには小さな穴があく程度、


「こういうことだ」


「なるほど、わからん」


「………使用者の能力に合わせて使用できる出力を変えることで乱用を防ぐ機能が搭載されているということだ」


「意味あるのか、それ?」


「危険度は若干下がるだろ?」


「あんまそうは思えないな」

「それにやっぱそいつあんま有効じゃねぇよ、俺にゃ使いにくい」


「そうか、ならば勝負だ3回分の報告書を賭けて」


「いいぜ、ぜってぇそんな貯めのある武器より俺の方が早え」


「じゃあ、とりあえず」


「あぁ、制圧し(終わらせ)よう」



やはりなんだかんだ馬の合う2人は

押し寄せる軍勢へと侵攻した。

今更コロナかかっていました

かなりきついですね、痛い痛い。

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