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電光怪人チェイン〜ヒーローになりたい僕と26のチートな力〜  作者: 蒲竹等泰
第12話 誰が日常を守るのか
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前回のあらすじ

「おばちゃん、醤油ラーメン1つ」


「私も同じので」


「あいよ、珍しいね2人一緒なんて、デートかい?」


「そんなんなら社内食堂なんかで食わねぇよ」


「今回の任務の報告書についての話し合いです」


「ありゃ、こんな遅くに?大変ねぇ〜」

「……あれ、おばちゃんそれ聞いていいの?」


「まぁ、大した問題は無いでしょうあなたなら」


「ん?」

「もちろんさね!口は堅いよ私は」


「そりゃ、頼もしい」


「はいよ、お待たせチャーシューとメンマ、卵はおまけだよ」


「お、全部倍になってるな美味そう、いただきまぁ〜す」


「いただきます」



「あぁ……あったけぇ」


「もう冬だからな」


「………それで?今回の報告書はどっちが書くんだ?」


「私が書く」


「そう決め込んでんならなんで呼んだんだ?」


「上から全体を見ていたお前にいくつか聞きたいことがあってな」


「あぁ、たしかにお前ずっと下だったもんな」


「お前は今回の一件どう思った」


「街1つが壊滅、死者推定400人、接続中のラインを断絶したことによる停電、断水による経済損失……」

「もはや俺たちが人生5周したって払えねぇ」

「もはや怪物の存在の隠蔽など不可能だ」

「もうすぐ中央があいつらを表に立たせるときが来る……いや、下手したら尻尾切りかもな」

「しかし金に変える能力、損壊が残るなら生み出した金も残してくればいいのにな」

「………というか、消えるならさっさと消えろよな」

「消えてたら契約者が昇ってきた金に貫かれて死ぬなんてことなかったのに」


「そもそも、彼女の言っていた5分くらいならプレートが勝手に回復させるって話、嘘だったんでしょうか?」


「嘘じゃねぇだろ、無駄にわんさかわんさか作ったせいでなかなか消えない金の槍に助けようもない上空で5分間貫かれていただけだ」

「刺さりっぱなしなんじゃ治しようがないからな」


「消えるのに5分もかかるならもういっそのこと消えないでくれたらいいのに」


「人間を練って作った金なんて使いたくもねぇよ」


「だが、消えてくれたおかげで隊員も数人は助かった」


「死者は何人だ」


「8人、腕や足の欠損による再起不能者合わせれば11人だ」


「………手痛いな」


「無駄に散ったわけじゃないし私含めあそこにいた皆が覚悟していたことだ、事実あのとき私達が動かなければ本郷は敗北していたしな」


「…………」


「………あぁ、最初に話そうと思っていたことからズレてしまったな」

「小木、お前から見て本郷早太、彼はどう見えた」


「…………あれに関してはお前の分野だろう」

「ただ……ありゃおかしいぜ?」

()()()()()()()()()()()

「あいつの筋肉の付き方ではあの動き方は不可能だ」


「同感だ、そもそも彼は使ったこと無いと言っているがそんな状態であんな抜刀は不可能だ」

「鞘も引かず空中で抜くなんて」

「それに返してもらった刀を見たが刃こぼれ1つなかった」

「さすがに異様だろう」


「なぁ、もしかしてなんだがよ」

「あいつがアルドナープから力を30%しか受け取れなかったのは、器が小さいからじゃないんじゃないか?」


「魂にあらゆる武術をインストールしていると?」


「あぁ」


「そうは言ったって誰がいつ、どうやって?」

「魂の器の存在だってついこの間暗部で初めて……」

「それに彼は今まで暗部との繋がりは無かった、もし本当にそんなことをされてるんだとしたら……」


「なぁ、そういや聞いてなかったがあいつの親ってどんなんなんだ?」


「疑うのか?」


「お前のせいな気もするが」

「まぁ、そんなところだ」


「………母親はまずありえない、彼女は元I.Pではあるが中央との関わりもほぼゼロ、そもそも彼女は魂の器の技術が確立する前に交通事故で亡くなっている」


「だが、先に見つけていた可能性もあるぞ?」


「彼女の事故は他人を庇ったもの、そんな人格者がそんなことするとは思えない」


「なら父親は?」


「父親は……売れてはいないが一定の人気はある小説家兼ライター、武術に携わった経験はなさそうだ」

「神社の生まれか、通りで記事にオカルトが多く……って、ん?」


「どうしたんだ?」


「……ここ、矛盾してる」  


「どこだ?」


「ここの記録に対してここの記録だ」


「こんなことまで調べてんのか?!」


「漏らしがあってはいけないからな」


「こんなの矛盾でもなんでもないだろ?」


「いや、この頃だとまだ不可能だ」


「あ、そうかまだ開通してねぇな」


「じゃあ、こいつが……?」

「今こいつはどこにいる?」


「島外、規定の日時まで接触は不可能だ」


「………まぁ、可能性が低い話だしな」

「斧とか使えてなかったし」

「正直、ただの才能だって言われたほうがまだ信じられる仮説だ、それか生前のアルドナープが名の知れた剣豪でその経験を引き継いだとかだろう、わざわざ報告書に特筆する必要も無い、あいつの日常が壊れても悪いしな」


「………まぁ、そうだな」


「ごちそうさん、おばちゃん」


「あいよ」



「…………やはりありえないよな」

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