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電光怪人チェイン〜ヒーローになりたい僕と26のチートな力〜  作者: 蒲竹等泰
第10話 ミダス・テゾーロ
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前回のあらすじ


「友を救うために怪物と契約した青年本郷早太」

「彼の運命は絡み絡まり数奇なものへと加速する」

「突如現れた白いオーラを放つ少女華家来花音」

「突如消えたその行方を探し踏み込んだ教室には人の闇と黒、悪が満ちていた」

「その渦中から拾い上げた小さなヒントを元に彼は彼女の消えた原因へとたどり着く」

「捻れる空間」

「曲がらぬ道」

「迷宮の奥に待つ少女の正体は」

「黒い闇に縛られた1人の少女」

「彼は誓う、彼女を救うことを」



「………しかし彼は失念したのだ」

「彼女の最期をHA-08に委ねたが故に起こる悲劇を」

「彼女はもう……二度とあの教室に現れることはない」

「悲劇たるはその事実のみは彼ですら到達できたことだろう」







「マイラ、何これ」


「あなたに頼まれてたあらすじですよメイラ」


「何でこんな暗いの!?」


「あら、この章は元より暗いではないですか」

「……まぁ、ひとえに間夜井摘夢里の性格が要因ですが」


「なんで、彼女は悲しい被害者じゃん!」

「何でそんな事言うの?」


「……メイラ、人間関係において最も無駄なものは何だと思いますか?」


「無駄なもの?」

「う〜ん、大声だけで仕切ろうとする人かな?」


「違います」


「はっきり言うね、じゃあ何?」


「何もしない人です」

「自分の意見を述べず」

「自分から動きもしない」

「そんな人に世間は冷ややかです」


「でも、それが何の理由になるのさ」


「理由にはなりません」

「乙女の一世一代、しかも未だ理解の多くない同性間の告白です」

「それを返事もせず、のらりくらり躱して、距離を置く……ありえない」

「そうとう苛立ったでしょうね」

「ですがそれだけです、情状酌量の余地あり、されど罪は重しです」

「何にしたって世間では手を上げたものは悪ですから」


「ん〜〜っ何かスッキリしない!」

「だって、それで最後は箱詰めだよ!?」


「そういうものですよ」

「起こってしまった以上スッキリする終わりなんてこの話にはありえないんです」

「ここにいる以上あなたも覚悟しておきなさい」


「そういうもん、そういうもんかぁ……」

「うん、わかったよ」

「………あれ、でもさ、もし間夜井って子がはっきりと振ってたらどうなってたのかな?」


「………さぁ、それは神のみぞ知ると言うやつでしょう」

「いつまでもうじうじ言ってないで次の怪物の資料をまとめなさい、私も手伝いますから」


「あ、うん、えっと次は……あぁ、こいつか……」


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