公爵令嬢 金髪の少年と出会う
私は昔 お転婆だった
…いや 今も落ち着きはないが…
今は公爵令嬢として相応しい仕草を
身につけた …と思う
話は逸れてしまったが
お転婆だった私が
初めて出掛けた先で
退屈で探検をしだしたことも
仕方なかったのかもしれない
もう飽きてしまったわ みんな不自然な笑顔で
似たようなことしか言わないんだもの
お父様にもお母様にも
大人しくするように言われたけど
ここまでつまらないと仕方ないわよね
今度はあっちに行ってみましょ
「**&#、?。,、&?&,」
…? 何を話しているのかしら
…もう少し近くに行ってみましょ
「いやあご立派なお庭ですな お料理も素晴らしい」
「いやいや それほどではございませんよ」
「ご謙遜なさらず…ここのシェフは腕がいい 食材も珍しいものばかりだ」
「…ここだけの話 ここの裏山では珍しい食材が沢山手に入るのですよ」
「なんと それは---」
うふふ いいこと聞いちゃったわ
珍しい食材ですって
なんていい響きなのかしら
御屋敷を冒険するより
胸が踊るわ
さっそく行ってみましょ
「…しかし あそこの森の入口はいいんですが
奥に行ってしまうと狼が出没するようで---」
本当だわ
見たことない植物ばかり
あっ あっちにも 珍しいキノコが
あれ?ここはどこかしら
だいぶ奥まで来てしまったようだけど
…なんだが 少し不気味だわ 早く帰ろうかしら
「ワオオオオオオオン」
しまった 囲まれてしまった
狼が出るなんて聞いてないわ
狼は今にも飛び出してきそうな
勢いでこちらを見ている
私は小さいから食べても美味しくないわよー
「ギャンッ!!」
あぁここで死んでしまうのね
思わず瞼を閉じた
あ…れ? 死ぬと痛みを感じないのかしら
おそるおそる瞼を開けてみる
するとそこには血塗れの狼と
フードを被った剣を握った男の子が…
狼達は逃げ出すように森の奥に走っていった
「ッ!!大丈夫か?怪我はないか?」
男の子はこちらに駆け寄り顔を近付ける
「あっ!!」
男の子は何かを隠すかのようにすぐに離れた
顔は見ることができなかったが
フードから少し金髪の髪が見えた
さっきから何故か 心臓の音がうるさくて仕方がない
「…怪我がないのなら良かった どうしてこんなところに…」
「おーい!!アリーチェー!!どこにいるんだあ!!」
「あっお父様っ」
「…へえ アリーチェって言うのか…お迎えが来たようだしもう行くね」
フードの男の子は その後男性と合流し
森の奥へと消えていった
すぐにお父様が私を見つけて私は無事に保護された
後から私が知ったこと
森の奥には狼が出るということ
お父様は怒らせると怖いということ
金髪は王家の証であること
いつまでも鳴り止まないこの胸の高鳴りは
恋であるということ
幼稚な文ですが 読んでいただきありがとうございます
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他にも小説を投稿しているので読んでくださると光栄です