登場人物(2)
これで本章も一区切りとなります。
登場人物が増えて来たので、前回の「登場人物(1)」から増えた人物について紹介します。
本編にまだ出ていない情報が多々ありますがご容赦下さい。(--;)
●山並運送
杉並 保志
山並運送の社長。
爽やか系の20歳。
身長も当時としては大柄で6尺ある。
『田中先輩をポーターの呪縛じゅばくから開放する会』の会員
妻(明実20歳)と3歳の娘がいる。
●冒険者組合
上野 末吉
葛町の組合長。52歳。
30になる子供がいるが、王都に丁稚に出した後、年季が明けて暖簾分けしてもらい、今では大杉で油問屋を営んでいる。
里見 幸治
受付をよくやっている。18歳。独身。彼女なし。
次に新人が入ってきたら、「頼れる先輩」と言ってもらえるように勉強中。
先輩につけられたあだ名は「さとみん」。
長谷川 彌助
大杉町の組合長。58歳。もうすぐ定年。
慎重で几帳面。
縦島 勇気
大杉町の副組合長。
清白 智昭
冒険者学校の先生。38歳で独身。元高級冒険者。
●王立魔法研究所
安塚 多恵
18歳。独身。
少し橙に近い黒髪で胸が大きい。
20までは研究の没頭すると宣言している。
飲んだ時、笑い上戸だけなら良いが、脱いだり接吻したりするので、異性との飲み会には参加禁止になっている。
桜咲 堯之
更科さんを囲おうとした王都の研究者。21歳。
すでに二人妾候補がいる。
実家は従六位上で次男。
従六位上は貴族に当てはめればギリ男爵級なので、平民出身に比べて優遇されている。
身分をちらつかせて声をかければ、どんな女も自分のものになると思っている勘違い野郎。
↑中村さんがあまりに媚びるものだから、そういう認識になってしまった。
実際、実家の身分をかざして他の女性(韮崎)もやりたい放題できたので、なお勘違いした。
蒼竜様の指示で蟄居になった後は、女中からも袖にされ自信をなくす。
縁談も出来ない状況となり、不憫に思った親は、訪ねてきた中村さんとの逢瀬を黙認する。
中村 靖恵
桜咲の愛人候補。19歳。
実家は農家で貧乏。
愛人でもいいから、お金に不自由しない暮らしがしたいと考えていた。
桜咲が全盛の頃は、勉強よりも、桜咲の機嫌を取ることのほうが大事だった。
桜咲の没落後は、他の先輩に乗り換えようとしたが上手く行かなかった。
研究の方は、要領よくこなしたため、上の人からは重宝がられる。
後に、蟄居させられて縁談もない桜咲と逢瀬を重ねることになる。
↑桜咲の親から普通に暮らすには十分なお金が出たため、特に不満もない状況となった。
研究所はやめず、給料の大半を親に仕送りしたため実家の近所では孝行娘と言われる。
韮崎 沙絵子
桜咲の愛人候補。17歳。
商家出身。
元々気が弱く、身分差もあったことから、桜咲に言いたいことも言えずに従順に従っていた。
桜咲が全盛の頃は、桜咲の我侭により成績が落ちる一方で焦っていたが、
桜咲が没落してからは、本業の研究が出来て満足している。
↑後に、自分の研究室を持つまでになる。
●士族
山本 大杉の守 隆家
大杉藩の大名。
真田 晴彦
大杉藩の家臣
門で出迎えたが、実は家老。
桜咲家との折衝を行った。
普通は家が取り潰されても不思議ではない状況だったが、
『蟄居は本人だけで、家を取り潰すという話は無かった』
と証言したことから、その意見が採用され、公家から好感を持たれた。
これ以降、大杉藩の発言力が若干上がった。
岡本 慎之介
盗賊改の同心。34歳。
よく地方に出かけて盗賊の探索をしている。
山上と出会った時に追っていた盗賊は、翌年にようやく証拠が揃い、逮捕することとなった。
桜咲事件については、公家と裏との繋がりを調査しようとして上からストップがかかった。
●更科家
反物屋。
御用商人。
屋号は更科屋
更科 孝司
祖父 70歳
28歳のときに一回り下のお祖母さんと結婚した。
世間では店を大きくしたと言われている。
更科 文絵
祖母 59歳 16歳で結婚している。
店が大きくなったのは祖母がすごかったから。
更科 茂
父 41歳 儂
どちらかと言うと事務が得意。
小者。凡庸。
更科 美希
母 40歳
姑に頭が上がらず、こき使われている。
更科 恵
姉 19歳
あまり出しゃばらないようにしているので出番は少ないが、兄弟姉妹の中で一番物事が見えている。
更科 誠
兄 17歳
番頭を任されているが、時折、父の命令で妹の後をつけることがある。
若干、シスコン気味。
更科 修
双子の弟 15歳
気配り上手。
ムーちゃん
キュール、キッキッ。
キュキッ?
キュィ!
小鳥遊 沙弥
更科家の女中さん。22歳。
縁談が欲しいが選り好みして、結局話が進んでいない。
杉元 和枝
更科家の女中さん。18歳。
山上くんと話しをしていたので、更科さんから山上くんに気があるのではないかと疑われている。
●勤務状況
第二章
1日目(先勝):葛町から平村に荷物を運ぶ
2日目(友引):平村から葛町に荷物を運ぶ
3日目(先負):書類整理の日
4日目(仏滅):葛町から春高山に登る 18~28話
5日目(大安):春高山から下山 29〜36話
6日目(赤口):休暇 37〜41話
※42話は「無駄設定(国の制度など)」
第三章
1日目(先勝):葛町から平村に荷物を運ぶ 43〜46話
2日目(友引):平村から葛町に荷物を運ぶ 47〜56話←上弦
3日目(先負):書類整理の日 57〜62話
4日目(仏滅):休業(修行)
5日目(大安):休業(修行)
6日目(赤口):休業(修行)
ということで、実は18話から62話まで、6日しか経っていません。
●山上くんが見えている(見えるようになる)魔法の色
赤:火、冷 温度を司る基本魔法。
黒:重さ 重力を司る基本魔法。
灰:闇 空間を司る基本魔法。
白:神聖 生体時間を進める基本魔法。(神聖魔法は化学反応等を高速化する効果もある。)
神聖魔法は老化が進むということで、女性は使われたがらない。
★「生体時間を進める」の他によい表現が見つかったら差し替えること
緑:風 ベクトル(方向)を司る基本魔法。
金:光、雷 電気を司る基本魔法。
透明:錬金魔法 魔法物質の実体化。
重い物質ほど魔力が必要になる。
また、込める魔力が大きいと長持ちする。普通は十数秒。
一定以上の魔力を込めると、魔法的なきっかけがないと消えなくなる。
→『魔法の物質化』と表現。
他の魔法と組み合わせることが多いので、別名『基礎魔法』。
水:水 基本は酸素を集めて電離させる魔法。
→水魔法と呼ばれているのに単品では水が出せない残念魔法。
火災の消化を行う時、許可された人以外は使用禁止になっている。
黃:身体強化 基本は神聖、雷等の複合魔法。
青:植物 基本は神聖、水、光、錬金魔法等の複合魔法。
茶:土 基本は錬金魔法の亜種。
桃:淫、精神 基本は神聖、火、雷、風等の複合魔法。
※補足
山上くんがちょっとだけ出した水は、実は重さ魔法により空気中から集めた水分。
山上くんは錬金魔法の必要な魔法が使えていない。
なお、この世界の多くの魔法は複合魔法になります。
・錬金+火+風=炎嵐
・錬金+水 =水 (錬金で水素を作っている)
・錬金+水+冷=氷
・闇+火+風 =闇炎
・土+風 =粉砕
※「障害物を対処した」で山上くんが風魔法を加えたこと自体は正しいのですが、
風魔法の加え方が不味かったので失敗しています。
↑田中先輩は詠唱で『粉砕』を制御しているため、風魔法の認識がない。
●大雑把な地上の竜と人間の身分(人側は上位のみ)
高い
↑ 帝竜(赤竜帝)
四天竜
上級役職竜
一般役職竜
竜人
一般竜 関白 王族
↓ 公家 貴族 将軍 冒険者組合長
低い
※水の龍は別の階級となりますが、直接身分を下賜されていないので相対的な位置づけは不明。
※人間の身分は「無駄設定(国の制度など)」を参照してください。
※山上くんが竜族の扱いとなった場合、一般竜の身分となり、王族と同等となります。
↑赤竜帝と謁見した後に身分が決まる。
「じゃが、力も相応なれば、竜人と何の差異があるというのじゃ。」
次回から、山上くんの修行編になります。
蒼竜様と山上くん、更科さんにプラスアルファの顔ぶれで話を展開する予定です。
例によって、展開等を書いたテキストをコピペして作っているので、誤字脱字が多いと思いますが、ご容赦ください。(^^;)




